女性はいびきをかかないは更年期まで、その後は男性と同レベル?

女性はいびきをかかないは更年期まで、その後は男性と同レベル?

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1.女性はいびきをかかない?

女性はある程度の年齢になるまでは、いびきを指摘されることが少ないようです。なので
ある日、突然いびきを指摘されて驚くという経験をしている人も少なくありません。

ある日・突然といっても、それは40代以降の更年期の頃だろうと思いますので、何とな
く原因もわかっていると思いますが、更年期症状には「いびきをかく」という症例は見当
たりません。しかし、いびきは更年期と深く関係しているのです。

             

いびきとは、上気道(鼻から咽頭までの空気の通り道)が狭くなることで、空気が通過す
るとき粘膜が振動して発生する音です。しかし、起きているときはそのような音が出ない
のが普通です。それは、目覚めているときは気道周辺の筋肉がしっかり支えているため、
気道が広く確保されているからです。

ところが、睡眠中は筋肉が緩み、気道が狭くなりやすくなります。すると、そこを空気が
通る時はすきま風のように速度が早くなり、粘膜組織での振動や摩擦が増えることで音が
発生してしまいます。それがいびきです。

なぜ、女性は更年期以降にいびきをかきやすくなるのかと言うと、それは女性ホルモンが
減少するからです。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)が
あり、女性らしさを作るエストロゲンはよく知られていますが、いびきの原因になるのは
プロゲステロンです。こちらは脳の呼吸中枢を刺激する働きがあり、上気道の開きを維持
する筋肉(上気道開大筋)の働きを強化する働きがあります。

更年期になって、女性ホルモンの分泌が減少することで、この作用も弱くなってしまうの
です。さらに、この頃からは年齢的にも全身の筋肉に衰えが出てくるため、舌を支える筋
力の低下などにより、喉の状態にも変化が起きる時期で、いびきがひどくなる可能性が高
くなるのです。つまり、更年期を境に、喉の状態は男性とあまり変わらなくなるのです。

2.日常生活上でのいびき対策

女性ならではの恩恵がなくなるということは、いびきは男女を問わず同じような対策が必
要になります。それどころか、もう1つの女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少す
ることで、食欲を抑制する機能も減少し、知らず知らず食べ過ぎ傾向になったり、代謝機
能の衰えから男性的な肥満(内臓脂肪型)になりやすくなります。

肥満は首の筋肉を圧迫するため、気道を狭くする原因になることはよく知られていますの
で、まずは更年期以降に太り始めたと思う人は、すでに「いびき」をかいているかも知れ
ません。いびきもさることながら、生活習慣病対策も兼ねて肥満解消を心掛けましょう。

             

花粉症やアレルギー性鼻炎を患っている人は、鼻の粘膜が炎症を起こしていることが多く
口で呼吸することが多くなりますので、寝ているときもその傾向が続きいびきの原因にな
ります。できるだけ鼻で呼吸をするようにしましょう。寝ているときのコントロールは難
しいと思われる人は鼻呼吸マスクなどを使うと良いかも知れません。鼻呼吸ができるよう
になると、朝起きたときの口臭が少なくなったという話もよく聞きます。

あとは、良く知られているのが「横向きに寝る」「枕の高さを変えてみる」「アルコール
の摂取を控える」など、いびきの定番的な対策ですが、自分に合うと思われる方法を試し
てみることです。また、睡眠薬を常用している人も、いびきをかく傾向にあります。筋肉
を弛緩させる成分が含まれますので、慢性的にいびきをかく人で、それが気になる人はで
きるだけ控える方向で対策を考えてみて下さい。


 

 

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