口唇ヘルペスの原因・症状と再発の予防方法

口唇ヘルペスの原因・症状と再発の予防方法

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1.口唇ヘルペスとは

熱の華という言葉の方が良く知られているかも知れませんが、口唇ヘルペスとは単純ヘル
ペスウイルスによる感染症です。単純ヘルペスウイルスというのは、ほとんどの人が子供
のころから感染しているありふれたウイルスのことを言います。

症状としては、くちびるやその周辺に水ぶくれができて痛みがあります。一般的に口唇ヘ
ルペスの症状がでやすいのは、風邪の引き始めや疲労時など、免疫が低下しているような
ときにこのウイルスが活動を始め、それが皮膚の表面まで広がってくると口唇ヘルペスと
いうことになるのです。

             

痛みといっても、最初は違和感という程度のチクチク・ピリピリしたような痛みですし、
その後にできる痛みを伴う水ぶくれも3~4日もすれば治るような程度ですので、特に病
院へ行くほどのこともないと考える人が大半です。しかし、たまに直接触れたり、唾液を
通して他の人にうつしてしまうこともありますので、慎重に行動する必要があります。

口唇ヘルペスは比較的短期間で治りますが、症状が治まってもウイルスそのものは生涯に
わたって体内(神経節)に潜伏します。普段は免疫の力で活性化することを抑えられてい
ますが、疲労や寝不足・ストレスなどが蓄積したようなとき、免疫が低下したようなとき
に、このウイルスが活性化して再発するのです。

そして、ウイルスそのものも、症状も、それほど深刻なものではないのですが、神経に潜
伏している単純ヘルペスウイルスを排除する方法はないのです。あまり重篤な病気でもな
いため、それほど研究も進められていないのかも知れませんが、一度発症した人は、一生
付き合っていくことになります。しかし、それはそれとして、自身の健康状態を知る1つ
のバロメーターと考えれば、それなりに活用方法もあるのかなと思います。

2.口唇ヘルペスの予防

口唇ヘルペスの再発は、疲労やストレスだけではなく、加齢や生活環境がかかわっている
こともあります。前兆としては、くちびるやその周辺にムズムズとした違和感があったり、
チクチク・ピリピリとした痛みやかゆみがあらわれるのが普通です。このときがウイルス
が体内で活動を開始したときですので、まずは軟膏などで適切な処置をしましょう。この
病気の場合、2014年より、医師の処方箋がなくても第1類医薬品が買えるようになり
ましたのでそれを使いましょう。水ぶくれができてからでも大丈夫ですが、できれば前兆
を感じたら塗っておくのがベストです。

           

たまに、ニキビ・口唇炎・口角炎と口唇ヘルペスの見分けがつかないという人がいますが、
口唇ヘルペスは毛穴のない(ニキビは毛穴の部分にできる)くちびるや口の中にもできて
「小さな水ぶくれが集まっている」ことが多いです。口内炎や口角炎の多くは真菌への感
染症であることが多く、口の中の炎症か外の炎症かの違いです。自分では判断ができない
場合は皮膚科を受診して下さい。

また、口唇ヘルペスと帯状疱疹の違いは、口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによるも
ので、帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによるものです。ウイルスが違うというのが一
番の違いですが、口唇ヘルペスは再発しやすく、帯状疱疹の再発はあまりありません。帯
状疱疹は上半身の片側に帯状に現れるのが特徴ですが、それが顔面に発症した場合は口唇
ヘルぺスとの見分けが難しい場合もあります。顔に現れた場合は、いずれにしても病院へ
行く人が多いと思いますが、まずは皮膚科を受診して下さい。


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