１．肩こりの代表的な原因とは
成人してある程度の年齢になるまで、肩こりを経験したことがない人はほとんどいないと
思いますが、特に日本人の場合は欧米人より肩こりが起こりやすいと言われています。そ
れは体形的な問題で、５～６キロもある重い頭を支える首から肩に至る骨格や筋肉がきゃ
しゃにできているということのようです。さらに、もともと骨格の細い女性や中年以降に
は骨や筋肉の力が弱くなって、いっそう肩こりが起こりやすい状態になります。
肩こりの原因とされるものは多くありますが、なかでも「長時間同じ姿勢を続ける」「眼
精疲労」「運動不足」「ストレス」が肩こりの代表的な原因と言われています。何となく
日本人のサラリーマンに肩こりが多いという理由がわかるような気がしますが、近年は塾
やスマ―トフォン・ゲーム機の普及で、小学生でも肩こりを訴える人が多くなっているよ
うです。とりわけ、スマホゲームなどは、同じ姿勢・眼精疲労・運動不足・（ストレス？）
のすべてが含まれていますので、子供の肩こりの主原因といったところかも知れません。
成人の場合も、パソコンやスマホ作業で長時間仕事をしている人が多く、やはり肩こりの
大きな原因になっています。長時間の前傾姿勢により、首から肩にかけての筋肉疲労や細
かい文字を追いかけることによる目の疲れなどで血流が悪くなり、肩こりにつながるとい
うわけです。
２．肩こりの４大原因の解消法
肩こりの４大原因がわかっている訳ですから、それを控えれば良いことは誰にでもわかる
と思いますが、要は、どのようにするかというところが大切です。
デスクワーク中心の人は、まずは「姿勢」です。正しい姿勢を保つことができれば良いに
決まっていますが、これが意外に難しく、ほとんどの人が作業効率が悪くなり、結果的に
自分流の姿勢に戻ってしまいます。なので、正しい姿勢を続けることより、悪い姿勢を長
時間続けないことです。具体的には。１時間に１度くらいは「立ち上がったり」「大きく
手を伸ばしたり」して、肩周辺を中心に血流を良くするような行動をしてみましょう。
同時に、遠くの風景を見たり、目をつぶる、余裕があれば目の周辺を温める、など目の疲
れをとることができれば眼精疲労も回避できます。
そして、運動不足の人は当然ですが、できるだけ時間を見つけて軽い運動をすることを習
慣化してみましょう。ウォーキングなど仕事の帰りにでも１駅区間歩いてみるだけでも十
分な効果が期待できます。運動は「血行促進」「筋力強化」「ストレス解消」など、肩こ
りの原因のほとんどを取り除いてくれる効果が期待できるのです。
つまるところ、日常生活に運動を取り入れることができれば、肩こりの原因の多くをクリ
アできるということなのです。あとは、仕事中に適当に目や首・肩の負担を減らすことを
心がけることで、肩こりの悩みはかなり減らせるはずです。
ぐしてくれるアイテムがおすすめです。私もこの数年間使用していて、寝る前に１０分間
ほど伸ばすだけですが、最近は肩がこることがなくなりました。
