「2021年10月」一覧

尿は腎臓で作られて膀胱に溜められます。膀胱がいっぱいになると、縮んで尿道から排出されますが、いっぱいになる前に膀胱が勝手に縮んで急に尿意が起こり（尿意切迫感）、我慢できずに漏れてしまう（切迫尿失禁）ような症状が過活動膀胱です。

ばね指を症状から判断すると、指のつけ根の痛み、腫れ、熱感などの症状が、朝方に出やすく、手指を動かしていると軽減するといった状態が初期、バネ現象が見られるようになると中期、そして指が動かなくなるところまで進行すると重症ということになります。

アルツハイマー型認知症は、大脳全体が萎縮する病気で、その原因は脳機能の老化です。処理しきれなかったタンパク質「アミロイドβ」や「リン酸化タウタンパク」などのゴミが、脳の神経細胞の内外にたまることで神経細胞が破壊されることが原因です。

手荒れの原因が水仕事は常識ですが、一見関係ないと思われている紙製品や布製品に触れる機会が多い人も手荒れになりやすい傾向にあります。案外、何気なく繰り返している日常生活上の習慣が、手荒れの原因でもあり、いつまでも治らない原因でもあるのです。

冬の乾燥肌の原因に気温の低下があります。体の毛細血管が収縮して血行不良になるため、皮膚の栄養が不足します。そこに空気が乾燥することで、皮膚への影響が大きくなるのです。冷え体質の人はより肌乾燥やひび割れ、あかぎれなどの症状が出やすくなります。

水銀や銅、鉛、ヒ素、クロムなどは、中毒性でよく知られている重金属ですが、重金属中毒は食中毒のように急に起こるものではなく、環境汚染、水質汚染公害、農薬や食品添加物などを通じて体内に入り込み、慢性的に重金属にさらされることで起こります。

骨の強度を判定する方法として知られているのが骨密度ですが、これは骨の成分であるカルシウムなどのミネラル類が骨の内部にどの程度存在しているかを調べる検査です。骨密度が高いほど骨は丈夫で、低くなると麩菓子のように内部がスカスカ状態になります。

頭痛持ちと言われる症状の一次性頭痛（他の疾患が関係していない頭痛）の約７割が緊張性頭痛で残りの約３割が片頭痛と言われています。たまに群発性頭痛という頭痛もありますが、ほぼ緊張性頭痛と片頭痛と考えても良く、原因のほとんどは首のこりです。

一般的に便秘と言う場合は、そのほとんどが機能性便秘のことです。医学的に言うと「３日以上排便がない、排便があってもスッキリしない」ということになります。そして、その機能性便秘が生じる主な原因が、生活習慣やストレス、運動不足です。

血栓でよく知られているのが、動脈硬化により傷ついた血管を治そうとして血液が固まることでできる凝固物（血管内の血小板や血液の塊）ですが、その血栓によって血管が閉塞し、病的な状態のことを血栓症と言います。

若い男性の場合は、低体温で、自覚しにくい隠れ冷え性であることが多いと言われています。体が冷えると風邪を引きやすい・肌が荒れる・下痢をするなどの不調が起きやすく、何となく元気が出ない、眠れないなどの不調も体の冷えが原因かも知れません。

中高年以降で、もっとも多い悩みの１つが、関節の老化で起こる変形性関節症です。特に、日頃から運動をしない人や肥満気味の人は、変形性膝関節症になりやすいとされていますので、体重を減らし、軽いストレッチなどで体を動かすことから始めてみましょう。

一般的に糖尿病と言われているのは２型糖尿病のことで、加齢や食べ過ぎ、運動不足、肥満などの生活習慣的な原因により、インスリンの効果が低下して血糖値が高くなる症状のことです。生活習慣に起因することが多いので、生活習慣病の１つになっています。