低血圧体質は好ましい?でも何とかしたい末端冷え性

低血圧体質は好ましい?でも何とかしたい末端冷え性

《本ページはプロモーションが含まれています》

   低血圧と冷え性   

手足の先が冷える末端冷え性と言えば、その原因によく挙げられるのが貧血ですが、実は
それほど単純なものでもありません。健康上は好ましいと言われる低血圧の人にも、意外
に末端冷え性の人が多いのです。

だからと言って、血圧が低いから末梢への血液が不足するということでもありません。低
血圧の人が冷え性になりやすいのは、自律神経の作用によるところが大きいのです。自律
神経と言えば、交感神経と副交感神経で成り立っていることはご存知の通りですが、血管
の収縮にも関与していて、交感神経は血管を収縮させ、副交感神経は血管を広げる働きを
しています。

本来、低血圧の人は、副交感神経の働きが優位になる傾向にあり、太い血管(動脈)が広
がっていることが多いのです。すると、圧が不足して末梢まで血液が到達しにくくなりま
すので、必然的に手足の先が冷えるということになります。

             

低血圧に限らず、冷え性の人は厚着をすることで冷え対策をしようとします。これは熱を
逃がさないようにしようとする本能的な行動ですが、実際は、それがむしろ体の動きを規
制することになり、運動不足になってしまいます。

つまり、寒いから厚着をする、厚着をするから動きにくい、動きにくいからじっとしてい
ることが多くなる、体を動かさないから手足の温度が上がらず冷え性が悪化するという負
のスパイラルに陥ってしまうのです。

ところが、冷えの原因が貧血という定番的な解説が多いためか、冷え性の改善には血流を
よくするということが中心になっていますが、低血圧の人は血流が悪い訳ではありません。

   冷え性の改善法   

冷えの原因が貧血である場合は、やはりその対策もする必要がありますが、単純に低血圧
が原因の冷え性は、厚着ではなく、積極的に運動を取り入れることです。

体を動かすときには、ある種の緊張感が生まれます。すると交感神経が刺激されて血管が
収縮します。このことが血圧を上昇させることにつながりますので、末梢血管への血流も
改善されることになります。

と言うと、年中運動をする必要があるのではないかと考える人もいますが、問題はそこで
はありません。ときどき運動をすることで、交感神経を刺激し、副交感神経とのバランス
を整えることに意味があるのです。

また、運動をすることで筋肉量が増えますので、熱量の産出も多くなりますし、代謝も良
くなり、脂肪も減ります。つまり、冷えの原因の多くに作用することになります。

             

これが、冷え改善にもっとも適しているのが有酸素運動(ウォーキングなど)と言われる
理由ですが、更に筋肉量をアップしたいなら足指パッドを使用すると、かなりの効果が期
待できるようです。これなら、日常生活で着けているだけでも全身の筋肉に作用しますの
で、非常に能率的ということになりますね。

デスクワーク中心で、あまり運動する時間もないという人には、弾性ストッキングの着用
が良いかも知れません。医療用として長時間のフライト旅行時などでも推奨されているも
のですので、血流促進効果はかなり期待できるかも知れません。

ただ、せっかくのこれらの対策も、生活習慣が乱れている人にはあまり効果が期待できま
せん。自律神経は、昼夜逆転生活、食事抜き、バラバラな食事時間などに大きく左右され
ますので、その辺のところに問題のある人は、まずはそちらを改善することから始めなけ
れば、何をやっても良い結果にはつながりません。


 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク