１．レシチンとコリン

コリンとは、ビタミンではありませんが、その働きはビタミンとよ
く似ていて、体内に入るとレシチンの構成物質になります。そして
レシチンとは、そのコリンを約１３％含むリン脂質の一種で、細胞
膜の主成分です。
 
脳神経や神経組織を構成し、不足すると細胞膜が正常に作用しなく
なったりして問題が生じてくることになります。
 
　　　　　
 
アルツハイマー型認知症の原因と言われるものの１つが、コリン・
レシチンの不足から、脳内神経伝達物質のアセチルコリンの減少に
よって引き起こされた記憶力の低下や認知症とされています。
 
またレシチンの乳化作用は血液中の余分なコレステロールを溶かし
コレステロールの量をコントロールして動脈硬化を予防します。
 
そして、レシチンは脂肪肝の代謝も高め、肝臓の細胞を活性化さ
せ、肝機能を保護する働きもあるのです。
 
以上のように、健康面から見ると肝心かなめの位置にいる訳ですが、
その副産物として、レシチンの乳化作用によりコレステロールが血
液中から排除されるため、血流が良くなり、酸素や栄養素の伝達が
スムーズに行きわたることで、肌の美しさを維持できることにもな
ります。
 
　　
 
健康管理のための大切な成分は多種にわたり、それぞれに大切な役
割を果たしていますが、レシチンとコリンは、言うなれば高齢化時
代の健康管理には欠かせない成分と言えるかも知れません。
 
特に最近よく問題になっている認知症や動脈硬化による重疾患は、
本人はもちろんですが、周囲の人も巻き込むことになるだけに、で
きれば必要な予防はしておくに越したことはありません。
 
そのために必要な「記憶力の維持」「動脈硬化の予防」に欠かせな
いのがコリン・レシチンということなのです。
 

２．レシチンを含む食品

レシチンやコリンを多く含む食品は、タマゴと大豆ですが、大事な
パワーを多く含むのが卵黄レシチンと言われています。
 
もともと卵には、ひよこがふ化するために必要な栄養素がすべて備
わっていて、それは人間にとってもまた必要な栄養素の宝庫という
ことになります。
 
　　　　　
 
特に入手しにくい食品でもなければ、特別食べにくいものでもあり
ませんが、年齢とともに摂取能力と吸収能力が問題となってくるこ
とが多く、多くの卵を食べれないとか、食べても吸収されにくいと
いうことの方が問題かも知れません。
 
また、レシチンには乳化作用がありコレステロールの排除効果があ
りますが、卵そのものを食べ過ぎると、逆にコレステロールを摂り
過ぎるという心配も出てきますので、やはりサプリメントなどで補
うのが賢明といったところでしょうか。
 
タマゴ大好きカンパニーと自負するキューピーは、マヨネーズの最
大手食品会社であることは疑いのないところですが、実はこちらの
会社では、早くからこの種の健康食品の研究も続けており、タマゴ
の専門メーカーとしての莫大な研究データを駆使して「卵黄コリン」
というサプリメントを２５年も前に開発し、販売しています。
 
今さらというものでもないかも知れませんが、レシチンが良いこと
はわかったけど、具体的にどのようなものが良いのかまではわから
ないという人は、迷わずキューピーの「卵黄コリン」にして下さい。
 
おそらく、現在日本で最も信頼できるサプリメントだと思います。