１．口臭の原因は唾液の減少
口臭の主な原因の９０％は口内にあると言われていて、虫歯や歯周
病など治療を要するものもありますが、それ以上に口臭の原因にな
っているものにドライマウスがあります。しかも、このドライマウ
スは女性に起こりやすいと言われているんですね。
朝起きたとき、緊張したとき、昼食を抜いたときなど、あなたは自
分の口臭を意識することがあると思いますが、そのようなときに共
通しているのがドライマウス状態にあるということです。
また、自分で口臭を感じるときは、他のほとんどの人が気付いてい
るということなんですね。
このようなドライマウスによる口臭は、一般的には「生理的口臭」
と言われているのですが、実は３０代頃からは女性ホルモンの低下
などにより、女性にはこのドライマウスが起こりやすくなると言わ
れているのです。
つまり、唾液に含まれる若返りホルモン「パロチン」の減少による
ところが大きく、それが女性ホルモンとも関係しているのです。
そして、この若返りホルモン「パロチン」というのは、日本人が発
見した物質で、医学的には、白内障や更年期障害などの治療薬とし
ても使われています。
何かの折に、「食事はよく噛んで」ということを聞いたことがある
と思いますが、消化を助けるとか、口周りの筋肉が鍛えられるとか
いろいろな利点がありますが、そのなかでも、女性にとってよく噛
むことによる最大のメリットは、唾液が増えパロチンの分泌が増え
るということかも知れません。
パロチンは若返りのホルモンと言われるだけあって、皮膚の代謝を
活発にし、シミやシワを防ぎ、新陳代謝を活発にし、肌や髪の発育
を促進します。更に、胃腸の働きを助け、骨や歯を丈夫にするとい
た感じで、まさに内側から自力でアンチエイジング効果を発揮する
ということになる訳なんですね。
２．口臭予防と若返り対策とは
唾液は、耳介腺、舌下腺、顎下腺の３か所から分泌されますが、パ
ロチンが含まれるのは耳介腺だけです。
このパロチンが「食事でよく噛む」ということから分泌量を増やす
ことができるということはわかりましたが、だからと言って、その
ために１日中モグモグと口を動かすこともできませんよね。（笑）
ところが最近になって、歯を磨くだけでこのパロチンを増やすとい
う歯磨きが開発されたんです。
その主成分は「モリンガ」という奇跡の木として有名な植物で、名
前は一度くらい聞いたことがあるかも知れませんが、確かにその効
能の１つに「口内炎・口臭・虫歯予防」とあります。
つまり、これらの効能がパロチンを増やすことによる作用というこ
とで、それに続く「胃潰瘍・ポリープ・肝臓・腎臓機能・便秘改善」
といった消化器系全般の効能も、その延長線上にあります。
口臭対策と言えば、口内細菌の増殖を抑制するとか、歯に残った食
べ物のカスを分解したり、良い香りを付けるといったものが主流で
すが、いずれも口臭の原因を取り除いたり、分散させることが中心
の他力本願ですが、パロチンの場合は、身体ごと若返るという自浄
作用で口臭予防をしようというところが全然違いますね。
