本当に高血圧？
拡張期血圧が１３０mmHg を超えたら高血圧と考えている人が多いですが、そもそもそ
の水準が高血圧なのかどうかも疑問だし、血圧を測るタイミングもどうなのかと普通に思
ってしまいます。
血圧測定で、高い数値が出た後で、深呼吸をしただけでガクンと下がったとか、暑い日な
どは水を飲んだだけで一気に標準になったとかいうのはよくある話です。また、高齢にな
れば、ある程度は動脈硬化も進みますので、血圧も多少高くなるのが普通です。
つまり、高齢者で１５０mmHg はそれほど心配するようなことでもないのです。むしろ
そのレベルで降圧剤を飲んでいることの方がリスキーです。
だからと言って、暴飲暴食を繰り返していたり、糖尿病を放置していたりして、高血圧に
なるべくしてなっている場合は、やはり生活習慣を改めることから始めなければなりませ
んが、特に思い当たるようなことがないのに、高血圧と診断された場合や自分で測定した
数値が高かった場合でも、すぐに降圧剤を飲むのではなく、自分が本当に高血圧症なのか
どうかを知る最低限の努力をしてみる必要があります。
年齢＋９０という指標がありますが、その程度の数値なら、今すぐ生命にかかわるという
ものでもありませんので、まずは数日間しっかり血圧と向き合ってみましょう。
血圧を下げるには
血圧は刻々と変化しているものなので、できるだけ毎日、同じ時間に同じ環境で測るよう
にして、最低でも数日間は継続して測定してみましょう。
それでも、同じような状態が続くようなら、１日３０分程度のウォーキングをして、水分
も補給してみましょう。だいたいはそれで下がります。つまり、血行促進と水分補給とい
う最低レベルのことをした訳ですが、それでも下がらない場合は、血液そのものに余分な
コレステロールや糖が含まれている場合が多いので、食生活を見直して、血液ドロドロを
解消する必要があります。
その際、ヨモギ茶などを飲むと、血液中の余分な物質を排除するのに役立ちます。実際に
私も飲んでいますが、飲むと頻繁にトイレに行くようになって、翌日には肌がシットリし
てきて、便秘も改善されてと、良いことずくめですので、ぜひおすすめしたいところです。
１週間も続ければ、ほぼ納得の行くレベルに近付くと思いますが、睡眠不足、過剰飲酒、
喫煙、ストレスなども血圧と関係していますので、思い当たるところがあれば、それも修
正する必要があります。
そのようなことまでするなら降圧剤を飲んだ方が良いという人もいるかも知れませんが、
それも自由ですが、降圧剤で高血圧が治ることはありません。数字が下がるだけで、やが
てその薬害として、脳梗塞などの病気を引き起こす原因になることが多いのです。
高血圧は脳梗塞などの原因になるという説もありますが、実際は脳梗塞になる人の大半は
降圧剤を飲んでいる人とも言われています。なので、常に２００を超えているとか、若い
人で異常に高いというなら、それは別の原因も疑ってみる必要がありますが、普通は誰で
も、毎日２００ぐらいには頻繁に達しているのです。
例えば、荷物を持ち上げたとき、階段を上ったとき、トイレでいきんだときなど、ちょと
息が上がるようなことをしているときは、だいたい２００オーバーなのです。
なので、年齢＋９０レベルなら、それ自体が心配するようなことでもありませんが、だか
らと言って、やりたい放題で良いかと言えば、そういうものでもなく、それを機に生活習
慣全般を見直して、健康な体になる努力をするターニングポイントとして、健康診断の高
血圧というものがあるという理解でいいのかなと思います。
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