高血圧は上だけではない、下が高い原因とリスク軽減方法

高血圧は上だけではない、下が高い原因とリスク軽減方法

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1.下の血圧が高いという意味

血圧が高いと言われると、上の血圧のことと考える人が多いですが、上の血圧が正常で下
が高いという場合も高血圧ということになります。血圧とは、心臓から流れる血液が血管
を押す圧力のことで、心臓が縮んで勢いよく血液を送り出すときの圧力を「上の血圧(収
縮期血圧)」と言い、心臓が広がって血液がゆるやかに流れているときの圧力を「下の血
圧(拡張期血圧)」と言います。

一般的に、家庭で血圧を測定した場合、上の血圧135mmHg、下の血圧85mmHg の
どちらかが高くなれば「高血圧」という判定になりますが、血圧とは常に変化しているも
ので、興奮や緊張状態では血圧は上昇するのが普通です。なので、真剣に血圧のことを考
えるなら、一週間程度は毎日数回測定してみる必要があります。

血圧を決めるのは、心臓が血液を押し出す力(心拍出量)と血液の流れ方(血管の抵抗)
ですが、高血圧と言えば上の血圧と考える人が多いためか、高血圧の話はだいたいが上の
血圧が高い原因から始まって、その改善方法に至ることが多いようです。

ただ、たまに下の血圧だけが高くて高血圧と診断されて、どうしたら良いのかわからない
という人がいます。その場合は、まず考えられるのは、心臓から遠い場所にある細い血管
が流れにくくなっているためと言われています。末梢血管が硬くなって血流が悪くなった
り、血液そのものがドロドロした状態の場合は、太い血管では問題ない程度でも血液が流
れにくくなって、心臓へ戻る際の血管の圧力(下の血圧)が高くなってしまうのです。

下の血圧が高い人に多い特徴は、肥満・運動不足・喫煙・過剰飲酒のようですので参考に
して下さい。また、下の血圧だけが高い人も、上の血圧が高い人と、健康上は同じような
リスクがあるとされていますので、上だけとか下だけとかではなく、できるだけ正常値を
保てるような生活を心がけましょう。

2.下の血圧を正常にするには

下に限らず、血圧を正常に戻すには、食生活の見直し(肥満解消)・適度な運動・禁煙・
こまめに血圧測定をすることです。食生活と言えば、減塩や食物繊維など細かく指導され
ることもありますが、大事なことは食べ過ぎない(腹八分目)ことです。特に「おやつ」
とか「夜食」といったところに注意しましょう。


次に、適度な運動です。正直これだけでも血圧の問題はかなり解消されます。1日30分
程度のウォーキングだけでもかまいません。ぜひ始めてみて下さい。外へ出るのが難しい
という人には、電動ステッパーという便利な器具もありますので、何からでも取り組んで
みて下さい。運動の前後に血圧測定を習慣にすれば効果的かも知れません。

また、喫煙習慣のある人は、これを機に「禁煙」してみることをおすすめします。たばこ
と健康の問題はどこででも言われていますが、特に血圧(血管)などの循環器系の疾患に
は良くないとされています。

血圧が高いから薬で下げるという人が多いですが、前にもかきましたが、血圧とは常に変
化していて、健康診断で1回測定したくらいでは、高血圧かどうかはわかりません。例え
高血圧であったとしても、驚くほどの数値でなければ、すぐに薬で下げなければならない
というようなものでもありません。だからと言って放置しても良いということではありま
せんが、高血圧になっている原因を知って、少しでも正常値に近づける努力をすることが
大切なのです。もう一度言います。血圧は薬で数値を下げても何の解決にもなりません。





 

 

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