中年からの気になる高血圧のメカニズムと対処法

中年からの気になる高血圧のメカニズムと対処法

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加齢とともに上がる血圧

血液は、心臓から送り出されて全身を巡って再び心臓に戻ってきます。血液が送り出され
るときの心臓はギュッと縮みますので、これを収縮期といい、逆に、血液が戻ってくると
きの心臓は緩んで拡張しますので、これを拡張期といいます。

この収縮期と拡張期に血管内部にかかる圧力を「血圧」と言い、収縮期血圧のことを一般
的には「上の血圧(最高血圧)」と呼び、拡張期血圧のことを「下の血圧(最低血圧)」
と呼んでいるのです。

          

血圧の話になれば、普通は「高血圧」のことを言う場合が多いですが、それは「低血圧」
の場合は、すぐに生命にかかわる深刻な事態にならないと考えられているからです。

そして、血圧と言えば、測定された「数値」だけにこだわっている人が多いですが、問題
はその数値を出している原因の方にあります。つまり、同じ圧力で血液が送り出されても
血管が柔軟であれば広がりやすいので、内部の圧力も分散されて、それほど高くなりませ
んが、血管に柔軟性がなくなってくると広がりにくくなり、内部の圧力も高くなるのです。

その原因になるのが、加齢による血管の老化であったり、血中のコレステロールが多すぎ
たりすることによる血管の老化(動脈硬化)などが関係しているため、高血圧が重大な病
気を引き起こすとされているのですが、高血圧そのものも血管の老化による症状の1つと
考える方が自然なのです。

なので、むしろ気をつけなければならないのは、単純に「数値が高い」ということより、
いわゆる「仮面高血圧」と呼ばれる、診察では正常でも家庭では高血圧、特に「早朝高血
圧」「夜間高血圧」「ストレス高血圧」といった方です。脳心血管疾患が早く進行するの
は、持続性高血圧と呼ばれる一般的な高血圧の人より、仮面高血圧の人の方なのです。

また、高齢者に多いのが「孤立性収縮期高血圧」と言って、収縮期血圧が基準以上である
のに拡張期血圧が低くなるという現象です。どちらも高くなるのは加齢による老化の許容
範囲とされていますが、高齢になって、上と下の血圧の差が広がる傾向は「血管が硬くな
っている」ために現れる症状なので、治療を受ける必要があるのはむしろこちらの方です。

高血圧に対処するとは

高血圧と言えば「降圧剤」と考える人が多いのですが、やむを得ない場合はともかく、ま
ずは「生活習慣の改善」です。つまり、食生活の見直し、適度な運動、睡眠の改善、スト
レスの解消、禁煙など、血圧を下げる生活から始めてみることです。

           

そして、医療機関だけでなく、自分でも毎日「血圧測定」をして、ときには計測する時間
帯を変えてみたりして、自分の血圧の推移を把握しておくことが大切です。

また、生活習慣がなかなか変えられないという人でも、サプリメントなどで高血圧改善に
向けて努力する姿勢が大切で、放置してしまうとどんどん悪化してしまいます。特にサイ
レントキラーと言われるように、自覚症状がないのが問題ですので、常に自分で高血圧を
意識する習慣をつけることです。

高血圧は、数値よりも「原因の改善」を目指すことを優先すべきで、気になるかも知れま
せんが、数値に関しては昔から言われている「年齢プラス90」をもって良しと考えても
良いのではないかと思います。


 

 

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