血圧を安定させるヨモギの成分
昔から日本人は、ヨモギが高血圧による頭痛やめまい、肩こりなどの症状に効果があるこ
とを知っていて、青汁やヨモギ茶のような摂取方法で対処してきました。
もちろん、それは日本だけではなく、漢方でも艾葉(ガイヨウ)と呼ばれる生薬名があり、
万能薬として使われ続けていますし、最近ではアロマ効果があるハーブとしても人気にな
っています。
ヨモギの何が血圧を下げることになるのかと言えば、ずばりクロロフィル(葉緑素)です。
クロロフィルには、コレステロールや残留農薬、重金属などの不要物を排除して血液を浄
化することで、血管壁の汚れを取り除き、動脈硬化を防ぎ、血流が良くなるのです。
また、ヨモギに豊富に含まれるカリウムも、塩分の過剰摂取気味の人には役に立ちますし、
βカロテンは血管の老化を防ぐ抗酸化作用があると言われています。
血圧を離れて考えれば、豊富に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維などの働きで、腸
内環境を整えて便秘。下痢の症状を改善したり、シミやシワなど肌の老化予防効果があっ
たり、貧血、冷え性などの体質改善、精神安定作用、ガン予防など、さまざまな気になる
症状に対する効能を持ち合わせていると言われていて、ハーブの女王とも言われる名に恥
じないような働きが期待できるのです。
そして、このような漢方薬的な方法では、多くの人が効果が出るまでにはある程度の期間
続けることを推奨しますが、もちろんそれはそれに越したことはないのですが、実際に私
が試してみたところでは、翌日から手や顔がシットリしてきましたので、血液が浄化され
ているかどうかまではともかく、何らかの効果はすぐに現れてきます。
また、私は血糖値も高めでしたが、ヨモギ茶を飲み始めて1カ月後には、血圧も血糖値も
かなりというか、ほぼ正常値になっています。
ただ、ヨモギ茶を飲むと、ともかく頻繁にトイレに行くようになりますので、トイレを探
すのが困難な催しなどに参加する当日は飲むのを控える方が無難です。
ヨモギを効果的に摂取する方法
ある意味ヨモギは雑草的な植物なので、その気になれば都会でも見つけることは難しくあ
りませんので、除草剤・農薬や犬・猫の糞尿などの心配がなければ、自分で収穫したもの
でも大丈夫です。
ていねいに水洗いして、水分を切ってから、葉だけにして蒸し器に約30秒かけてから、
ザルや新聞紙の上に広げて3~4日間乾燥させます。風通しの良いところでカラカラにな
るまでしっかり乾燥させます。蒸し器のない人は、どうしても必要な行程ではありません
ので、省略しても問題ありませんが、風味や栄養価を大切にしたい人は蒸して下さい。
乾燥したら出来上がりですので、煎じて飲んだり、ミル(ミルサー)でパウダー状にして
ジュースや青汁として飲んだり、料理に混ぜて食べることもできます。
ただ、ヨモギ茶はそれほど高価なものでもありませんし、無農薬の畑でヨモギ茶用として
育てられたものを、専門家が仕上げたヨモギ茶を買うこともできますので、あくまでも手
作りにこだわるのでなければ、個人的には完成されたヨモギ茶をおすすめします。
私は、ヨモギ=雑草のイメージがあったのですが、実際にお茶として飲むようになると、
予想外に美味しく、煎じているときの香りも爽やかで、さすがにハーブの女王と呼ばれる
だけのことはあると感じました。ノンカフェインですので、誰が飲んでも問題なくその恵
を受けることができます。
飲み始めて2カ月になりますが、手や顔のシットリ感はゆるぎなく、最近は洗剤で荒れて
痒くカサカサになっていた手荒れも治りました。少しでも興味を持たれたなら、それほど
高価なものでもありませんので、ダメ元で、ぜひ一度だけでも試してみて下さい。
私の飲んでいるヨモギ茶はこちらです。
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