回転性めまいは平衡感覚器官の異常が原因であることが多い

回転性めまいは平衡感覚器官の異常が原因であることが多い

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1.回転性めまいとは

回転性めまいとは、その名の通り「目の前がグルグル回転するように感じる」症状のめま
いです。原因は、平衡感覚(身体のバランスを保つ)器官に異常が生じることで起こると
言われていて、多くは、耳の奥にある「三半規管」や「前庭神経」の異常ということにな
ります。一般的には、吐き気、嘔吐、耳鳴り、難聴を伴うことが多いとされています。

身体の傾きや速度を感じ、平衡感覚を保つ働きをしている三半規管や前庭神経に異常があ
る場合のめまいを「内耳性めまい」と言い、内耳からの情報を受け取る脳幹や小脳に異常
がある場合のめまいを「中枢性めまい」と呼んでいます。

回転性めまいの原因となる耳の病気には、内耳にあるリンパ液が増えすぎ(内リンパ水腫)
ることで起きる「メニエール病」、朝起き上がろうとしたときなど、頭を動かすと回転性
のめまい発作が起きる「良性発作性頭位めまい症」、前庭神経にウイルスが感染したり、
炎症を起こすことで、突然、激しく目の前がグルグル回るようなめまいが起きて、2日ほ
ど続く「前庭神経炎」などがよく知られています。

脳の病気としては、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、神経変性疾患(パーキンソン病など)です
が、こちらの中枢性めまいの特徴は、60歳以上の高齢者に多く、頭痛・意識不明・麻痺
・ろれつが回らないなどの症状が現れることが多いと言われています。めまいに加えてこ
れらの症状のいずれかも見られる場合は、すぐに救急・脳神経外科・神経内科での検査を
受けるようにして下さい。

2.回転性めまいの対処

回転性めまいに加えて、激しい頭痛や麻痺、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、
すぐに病院へ行く必要がありますが、回転性めまいが1時間以上続く、めまい後に安静に
していても吐き気が治まらない、同じような症状が週に数回以上起きるといった場合も病
院で検査を受ける必要があります。

軽度のめまい症状である場合は、生活習慣に問題があることが多く、生活習慣を改善する
ことで「めまい」も治まる可能性があります。ポイントは「食事」「睡眠」「運動」です。

食事は、ビタミンB群(魚介類・緑黄色野菜等)を多く含むもの増やし、十分な睡眠をと
るようにしましょう。「寝る時間」と「起きる時間」を決めておくと習慣化しやすいよう
です。めまいの改善としての運動は、ウォーキングなどの有酸素運動やラジオ体操など、
軽く汗をかく程度のものでも改善が期待できると言われています。

また、耳鳴りや難聴、首・肩のこりなどの症状も感じている人には漢方処方の医薬品も選
択肢の1つとしておすすめできます。

それ以外にも、めまいを経験した人は、できるだけ「ゆっくり動く」ことを心がけ、特に
頭を急に動かすような動作は控えるようにして下さい。また、不必要にパソコンやスマー
トフォンを使用するのも控えましょう。そして、意外かも知れませんが、ストレスが原因
のめまいもかなり多いと言われていますので、できるだけストレスは溜め込まないように
することも、めまい対策としては無視できません。

病院へ行く場合は、耳鳴りや難聴などの症状がある場合は「耳鼻科」、脳梗塞・脳腫瘍の
疑いがある場合は「救急科」「脳神経外科」「脳神経内科」です。





 

 

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