更年期に骨密度が低下する理由と骨粗しょう症の予防法

更年期に骨密度が低下する理由と骨粗しょう症の予防法

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1.更年期と骨密度

骨粗しょう症とは、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気ということは良く知られてい
ますが、特に中年以降の女性に多く発症します。それは、急にカルシウムの摂取量が減っ
たとか、老化したということではなく、更年期による女性ホルモンの減少と深く関係して
います。

骨は一度完成すると、一生そのままというイメージですが、実は骨も新陳代謝で常に新し
く生まれ変わっているのです。そのときに、古くなった骨を壊す作用を抑え、新しい骨を
作る作用を助ける働きをしているのが女性ホルモン(エストロゲン)なのです。

             

更年期症状とは、この女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下することで起こる症状
であることは周知の通りですが、どちらかと言えば、ホットフラッシュや発汗などの代表
的な症状が多く取り上げられています。しかし、他の更年期症状のように自覚症状はない
ものの、静かに骨の構成バランスにも変化が起きているのです。

特に、若い頃から、無理なダイエットやインスタント食品など、偏った食事で過ごしてき
たような人は、この時期には急速に骨密度が低下してしまう傾向にあります。

つまり、骨粗しょう症になりやすく、クシャミをするなど、ちょっとした衝撃でも骨折し
やすい体になってしまいます。骨折というと、文字通り解釈すれば「骨が折れる」という
ことですが、実はそのイメージの外にある骨折状態が、更年期以降に最も多く現れるので
す。骨が折れるというより、背骨がつぶれてしまうような状態(圧迫骨折)で、ひどい場
合は、何もしていなくても、自分の体重に耐えきれずつぶれてしまう(いつのまにか骨折)
こともあります。

45歳を過ぎたら、身体的な老化にも増して、女性の場合は女性ホルモンの低下により骨
密度が低下することの方が多いので、しっかり対策をする必要があります。

2.骨密度の上げ方

骨密度が低下すると、まずカルシウムという人が多いですが、それだけで良いというもの
ではありません。むしろ、ウォーキングなどの軽い運動をすることが大切です。もちろん
カルシウムなど特定の成分を補給して悪いということもありませんが、そもそも日常の食
事がしっかり摂れておれば、カルシウムなどのミネラル類もビタミン類も、それほど不足
するものではありません。

軽い運動をすることで、骨芽細胞を活性化したり、筋肉を強化して骨折しにくい体質を作
ることの方が、後々役に立つことが多いのです。ウォーキングなどで太陽光線に当たると
自然にビタミンDの補給もできますので、わざわざサプリメントなどで補給する必要もあ
りません。この時期にサプリメントを利用するなら、むしろエストロゲンの代用になると
言われているエクオールなどを摂取すべきです。

             

運動と言っても、あくまでも有酸素運動など軽いもので、筋トレなどのハードなものは、
逆に、トレーニング中に骨折のリスクが高くなりますので、むしろ控えるべきです。

次に、生活習慣も骨の成長に大きく影響しますので、不規則な生活を繰り返しているよう
なら、これを機に改善することも有力な対策と言えます。

骨粗しょう症の予防法の基本は、食事・運動・日光浴ですが、すでに骨密度が低下いてい
るようなら、気を引き締めて改善に取り組む必要があります。骨密度は、医療機関などで
測定してもらう他、以前より背が低くなった、背中が丸くなった、背中や腰が痛む、とい
った症状が見られる場合は、すでに骨密度が低下しているかも知れないと疑ってみること
です。

 

 

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