女性が更年期で骨が脆くなる理由と骨粗しょう症の予防法

女性が更年期で骨が脆くなる理由と骨粗しょう症の予防法

《本ページはプロモーションが含まれています》

1.女性の更年期と骨への影響

骨が脆くなって、骨折しやすくなる病気のことを骨粗しょう症と言いますが、それは交通
事故などの強い衝撃ではなく、ちょっと転んで手をついただけでも、手首や肩、股関節な
どの骨が折れてしまうといった感じの骨折の仕方になります。特に背中の骨が潰れてしま
う圧迫骨折などは、単純に肥満というだけでも自分の体重に耐え切れず骨折してしまった
ということも少なくないのです。

           

骨粗しょう症は加齢とともに男性にも起こる病気ですが、女性の発症率が男性の3倍とも
言われていますので、一般的には、骨粗しょう症は女性の病気と考えられているようなと
ころがあります。

骨粗しょう症のほとんどは高齢者ですが、特に女性は更年期(45~55歳頃)以降に急
に増えるようになります。と言えば、察しの良い人ならすぐに気付くと思いますが、女性
ホルモン(エストロゲン)の減少が関係しています。

すると、男性の骨粗しょう症はどうなのか気になりますが、ここで覚えておきたいのは、
男性ホルモンと女性ホルモンは相互に変換されるものであるということです。つまり、女
性が更年期を迎え、エストロゲンの分泌が停止されても、副腎皮質から男性ホルモンが分
泌されていて、それが少量ながらエストロゲンに変換されているのです。

男性の場合は、男性ホルモンが本家ですので、女性の更年期のように極端に減少すること
がありません。なので、それほど大きな変化もなくエストロゲンが作り続けられているの
です。実際のところ、65歳以降の男女比較では、男性の方が女性よりエストロゲンが多
いともいわれています。

2.エストロゲンと骨の関係

骨は一度できたら一生同じと思っている人も少なくありませんが、実は、骨も新陳代謝を
繰り返して、常に新しい骨と入れ替わっています。

破骨細胞が古くなった骨を壊して吸収し、そこに骨芽細胞が新しく骨を形成します。エス
トロゲンにはこれらの働きをバランス良く保つ働きがあるのです。たまに、破骨細胞だけ
が活性化されるような表現をされている人もいますが、そうではなくて、バランスが崩れ
るのです。つまり、エストロゲンが低下しても、破骨細胞も骨芽細胞もともに活性化され
ますが、骨を壊すのにかかる期間が3週間、骨を作る期間が3カ月かかりますので、その
差が開いていった結果(壊す方が多く、作る方が追い付かない状態)が骨粗しょう症とい
うことなのです。

             

そして、その骨の状態を知る1つの方法が骨密度ということです。ただし、骨の強さはそ
れだけではなく、骨密度70%、骨質30%によるものとされています。しかし、現時点
では骨質を測る方法がないため、骨密度をもって骨の強さの目安にしているのです。

3.骨の強化と骨折を防ぐ方法

もうすでに骨密度が低下している人はもちろんですが、更年期に入る頃には骨密度を保つ
ための努力が必要です。特に、若い頃にダイエットや偏食で骨密度の蓄えが乏しい人は、
できるだけ早く取り組むことが大切です。

その方法は、食事と運動です。食事はカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを意識して摂
取するようにします。そもそも日本人は慢性的にカルシウム不足といわれていますので、
いつからということではなく、常に乳製品などを意識するようにしましょう。

ビタミンDは、魚やきのこ類などに多く含まれていますが、皮膚に紫外線が当たることで
体内でも作られます。なので、運動としてはウォーキングなどで、できる範囲で日光に当
たるようにすることです。

ビタミンKは、緑黄色野菜、海藻類、納豆などに多く含まれていますので、頑張って摂取
するようにしましょう。

かなり手抜きで、カルシウムやビタミン類を摂取できるものにきくらげという選択肢もあ
りますので、特にカルシウム・ビタミンDが心配な人は参考にして下さい。

次に運動ですが、骨は衝撃を与えることで強くなります。なので、どのような運動でもか
まいませんが、誰にでも無理なくできるウォーキングがおすすめです。できれば、日の当
たる時間帯に歩けば、ビタミンDを増やすことにもなります。外での運動が難しい人は、
室内でかかと落としや足踏む運動などでも効果が期待できますので、できるだけ続けやす
いものを探して続けてみましょう。


 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク