自覚症状のない更年期の隠れた障害・骨密度低下

自覚症状のない更年期の隠れた障害・骨密度低下

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1.更年期障害とは

更年期障害とは、日本人の平均閉経年齢50歳頃を中心とする、前後の約5年間に起こる
女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、自律神経や精神に起こる異変の状態です。

近年は、男性の更年期障害という病気についても取り上げられていることがありますが、
ここで述べるのは、一般的な女性の更年期障害のことになります。

更年期の症状としては、体のほてり、のぼせ、動悸、発汗、手足の冷えなどがよく知られ
ていますが、これらは自律神経による症状です。

精神的な症状としては、不安感、抑うつ気分、イライラ、恐怖感、疲労感、不眠などがよ
く見られる症状です。

           

ここまでのところは、更年期が近くなった女性の皆さんなら、すでに何らかの情報を得て
いて、ある程度の対策も考えておられるかも知れません。それは更年期を迎えるための心
の準備であり、更年期の症状を受け入れやすくするためにも大切なことですが、更年期障
害は辛くても死ぬことはないという話もよく耳にします。

実際にその通りで、更年期障害は、人によっては死ぬほど辛い思いをすることもあり、そ
の苦しみに耐えかねて自殺をする人もいない訳ではありませんが、更年期障害そのものが
死にかかわるようなものではないのです。

ただ、同じく女性ホルモンの減少と呼応して、女性の体内では静かに骨密度が減少し始め
ます。実は、これがとても重要なことなのです。極論すれば、更年期障害は長くても10
年程度のがまんで終わりますが、骨密度の低下が進み、骨粗しょう症による骨折などが起
きてしまうと、一生の問題になりかねないのです。

そういう意味でも、女性の更年期の過ごし方は、その後の人生を決める重要な時期という
要素も含んでいますので、真剣に考えて乗り切る必要があります。

2.更年期の過ごし方

更年期障害を軽減させる方法としてよく知られているのが、軽い運動(有酸素運動)、食
生活の改善、ストレスの解消です。軽い運動は、加齢により低下した運動機能を維持・強
化するために必要で、更年期障害は身体の機能の低下によって引き起こされるものである
ことを知っていれば、当然、必要不可欠であることは理解できますね。

次に、加齢により食事量が減ると、栄養のバランスが乱れ、ホルモンのバランスを崩すこ
とにもつながります。そこで、食事内容を見直し、バランスのとれた食生活になるように
心掛けることが大切なのです。

そして、ストレスは精神疾患の火付け役とも言われていますが、更年期障害そのものが、
精神的な要素がとても強いものなので、その影響は言うまでもなく大きな関係因子となり
ます。

更年期は、このようにして乗り越えていけば、やがては気にならなくなって、いつの日か
無事に終了ということになりますが、それでもどんどん進行していくのが骨粗しょう症と
いう病気です。加齢とともに、ある程度は骨密度も減って行くものではありますが、女性
ホルモンが減少する更年期の時期には、一気に20%も骨密度が低下するという話もあり
ますし、自覚症状もなく進んで行きますので、やはりここは何らかの対策を考えなければ
なりません。骨粗しょう症患者の約9割が女性であることからも、ほぼ女性の病気とも言
えなくもありません。

             

特に、最近背が低くなったような気がする、背中が曲がってきた、背中や腰が痛むなどの
症状が見られる人は、すでに骨密度が低下している可能性が高いと言えます。

そこで、骨密度の低下を阻止して、骨粗しょう症を防ぐにはどうすれば良いかということ
ですが、すぐにカルシウムと考えた人は要注意です。その前にやることは、更年期障害の
軽減と骨粗しょう症予防のために、まずは、エクオールなどの女性ホルモンに変わる成分
を補給すること(破骨細胞の抑制効果)から始めます。

あとは、特にカルシウムを意識しなくても、バランスの良い食事と適度な運動が、更年期
障害の軽減と同時に骨の強化に貢献してくれます。骨には、ビタミンDとカルシウム・マ
グネシウムなどのミネラル類、そして適度な骨刺激が必要です。ウォーキングなどで太陽
に当たりながら歩くだけで、ビタミンDの補給、骨の刺激が得られます。あとは、食事内
容が偏っていなければ、カルシウムやマグネシウムなどは、それほど大量に不足するもの
でもありませんので、特に個々の成分にこだわる必要もありません。

骨粗しょう症予防に必要なのは、女性ホルモン、太陽の光、骨への刺激です。今日からさ
っそく健康な骨作りを始めてみましょう。


 

 

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