骨密度の低下・改善は食事と運動で決まる

骨密度の低下・改善は食事と運動で決まる

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1.骨がもろくなる原因

骨がもろくなる(骨密度低下)の原因は、加齢や生活習慣などさまざまですが、なかでも
女性の更年期による女性ホルモン(エストロゲン)の減少が大きくかかわっています。

骨は一度作られると変化しないような気もしますが、実は、骨も新陳代謝によって、2年
から5年の周期で入れ替わっているのです。まずは破骨細胞により骨吸収が始まり、そこ
に骨芽細胞が集まって骨を作ります。それらの全工程が、若い人なら約2年、高齢者でも
5年もすれば、古い骨は完全になくなってしまうのです。

大雑把に言えば、骨はこのようにして常に入れ替わっているので、食事や生活習慣と骨の
新陳代謝には深い関係があることはすぐに分かると思いますが、なかでも更年期の女性は、
エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が少なくなることで、破骨細胞による骨吸収が通常
のペースより早くなってしまい、骨芽細胞による骨形成が追い付かなくなってしまいます。

             

これが、更年期の女性に骨粗しょう症が多いと言われる所以ですが、骨と言えば「骨密度」
というのが一般的な解釈になっていますが、実は、骨の強度は、骨密度(約70%)と骨
質(約30%)によって決まります。そして、骨質に関しては、現時点では適切に示す方
法がなく、骨密度のみで判断されているようなところがありますが、骨質やエストロゲン
の両方と大きくかかわっているのが加齢(老化)ということになります。

つまり、加齢による多少の骨質の低下は仕方ないにしても、生活習慣による酸化ストレス
の発生を少なくしたり、食事の内容を工夫することで、骨密度も骨質も健康状態を維持す
ることが可能になります。

2.骨質の低下を防ぐ方法

食事で摂取した栄養がエネルギーになるには、呼吸で取り込まれた酸素で燃やされなけれ
ばなりません。このとき、酸素の一部が活性酸素と呼ばれる物質に変化します。これが老
化を進める原因になるという話はいろいろなところで紹介されていますが、私たちの体に
は、それを除去する機能も備わっていますので、酸化ストレスと言われる活性酸素の過剰
状態にならなければ、体の細胞にも障害を与えることはありません。

しかし、不摂生な生活や喫煙、過剰飲酒、運動不足などは、活性酸素を過剰に発生させる
原因になりますので、美容や健康面だけでなく、コラーゲンの劣化を招いたり、破骨細胞
や骨芽細胞の働きにも影響を与えることで、骨の質を低下させることになります。

特に、糖尿病などの生活習慣病のある人は、骨質が低下しやすく、軽度の骨粗しょう症で
も骨折リスクが高くなると言われています。

そこで、骨質の低下を防ぐにはどうするかということですが、まずは、生活習慣による酸
化ストレスを生じさせないことです。その基本は、食生活の改善、適度な運動、禁煙です。

食生活に関しては、それぞれ違いがありますので、一概には言えませんが、過不足のない
栄養バランスを考えて、自分の食事内容を見直してみることです。

           

次に、ウォーキングなどの軽い運動をする習慣をつけましょう。中性脂肪やコレステロー
ル、血圧、血糖値などの改善につながると言われていますが、実は、骨量を増やすために
も、運動による骨の負荷が必要なのです。さらに、昼間に歩けば、カルシウムの吸収を高
め、骨密度を増加させる働きがあるというビタミンDの合成にも役立ちます。

一方で、タバコは酸化ストレスを生じさせる原因であったり、エストロゲンの分泌を妨げ
る要因であったり、骨量にも骨質にも悪い影響を与えますので、本気で骨の健康を考える
なら禁煙をおすすめします。

また、更年期や骨密度を上げるための栄養補給に自信がない人には、サプリメントなどの
利用も悪くないと思います。上手に活用してみて下さい。


 

 

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