老化の大きな要因
老化が進行する要因はいろいろありますが、そのなかでも大きな原因とされているのが体
の酸化（活性酸素によって起きる体のサビ）です。その活性酸素が体内にできる原因は何
かと言えば、排気ガスやタバコ、紫外線、ストレスなど、こちらもさまざまですが、ただ
呼吸をしているだけでも活性酸素が生じるといいますから、完全に抑制することは不可能
ということになります。
ただ、若いうちは、その活性酸素を取り除く働きをする抗酸化酵素の働きが活発なため、
それほど気になることもありませんが、その酵素の能力が低下する４０歳代からは、老化
の速度が加速することになるのです。
では、活性酸素とは人体にとって完全に不要なものかと言えば、そういうものでもなく、
一部は免疫機能を高める働きがあったりしますが、必要以上に増えることが問題なのです。
そして、私たちの現代の生活では、ストレス、紫外線、空気汚染、残留農薬、食品添加物
など、必要以上に活性酸素を増やす要因が多くあるのです。
活性酸素が増えることによる障害も多岐にわたりますが、その代表格と言われているのが
血液が酸化されることによる動脈硬化、皮膚が酸化されることによる肌の老化です。
生活習慣病予防やエイジングケアに真剣に取り組まなければならないと考える時期でもあ
りますので、結果的には抗酸化対策をしている人も少なくはありません。
しかし、それらはどちらかと言えば対症療法的なものであり、根本的な原因を取り除いて
いるかと言えば、必ずしもそういうものでもありません。
根本的な原因を取り除くとは、食生活や生活習慣を見直して、活性酸素を蓄積させないよ
うにすることです。
活性酸素の減らし方
活性酸素を減らすには、まずは食生活を見直すことです。と言うとバランスのとれた食事
といったことを思い浮かべるかも知れませんが、抗酸化成分を含む食品とは３大栄養素（
タンパク質、炭水化物、脂質）以外の食品に多いのです。
肉や魚などのメインディッシュではなく、添え物として出される野菜や香辛料、デザート
などに多く含まれているということです。ビタミンＣやビタミンＥ、ポリフェノール、カ
ロテンなどが、酸化の抑制に効果があるということなんですね。
だからと言って、単品でビタミンＣだけを摂っていれば良いということにはなりません。
抗酸化作用のある食品を多く知っておき、毎日の食事にできるだけ多くの種類を取り入れ
ることが、食生活における上手な抗酸化対策の方法です。
自炊していない人には難しいかも知れませんが、そのような場合は、抗酸化成分を多く含
み、数日で効果を実感できる人も多いと言われるヨモギ茶を飲んでみて下さい。
もともと漢方薬の世界では古くから薬効を認められているもので、ハーブの女王とも言わ
れ、ハーブの世界でもさまざまな効能で有名な植物ですので、ご存知の人も多いと思いま
すが、私も冷やかしで飲んでみたのが始まりで、以後ドップリと浸かってしまいました。
どのように作用しているか詳しいことは分かりませんが、ともかく肌の荒れや、便秘の悩
みが消えてしまいました。おすすめです！
次に、生活習慣を見直し、活性酸素そのものを減らす生活をすることです。もう常識的に
知られていることばかりですが、タバコや過剰飲酒を控える、適度な運動をする、ストレ
スを溜めない、紫外線を避けることなどに真剣に取り組むときがきたということです。
特別むつかしいことをする訳でもありませんが、ちょっと気を抜くとサボってしまうよう
なことばかりですので、老化対策を真剣に考えている人は、真剣に取り組んでみて下さい。
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