骨粗しょう症の予防方法はバランスの良い食事と適度な運動を心がける

骨粗しょう症の予防方法はバランスの良い食事と適度な運動を心がける

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1.骨粗しょう症の原因

骨粗しょう症とは、骨の代謝バランスの崩れにより骨の量が減少することです。骨の代謝
とは、古い骨を壊して(骨吸収)、新しい骨に作り変える(骨形成)というサイクルを繰
り返えして行われる骨の新陳代謝のことです。この骨吸収と骨形成のバランスが崩れて、
骨の量が減少し、骨が弱くもろくなった状態のことを骨粗しょう症と言います。

骨粗しょう症の主な原因は「加齢」や「閉経(女性ホルモンの減少)」と言われています
が、これは加齢による体の機能低下や骨を壊す(骨吸収)を抑制する働きのある女性ホル
モン(エストロゲン)が閉経により極端に少なくなるためで、閉経後の高齢女性に骨粗し
ょう症が多いということになっています。

しかし、近年は、高齢者だけではなく若い人にも骨粗しょう症リスクの高い人が増えてい
ることが問題になっています。その主な原因とされているのが食生活(インスタント食品
やファストフードなどによる栄養の偏り)、ダイエット(栄養不足)、運動不足と言われ
ています。一般的には、骨のピークは30歳頃で、それ以降は減少に転じると言われてい
ますので、そのような大事なときにダイエットなどに挑戦しているようでは将来は見えて
いますね。むしろ骨を蓄積(骨貯金)することを考えるときなのです。骨貯金は早く始め
るに越したことはありませんが、特に閉経時期が目前にせまっている人は真剣に取り組む
必要があります。

2.骨を元気に保つには

健康診断などで骨密度が低いと診断されると、多くの人が考えるのがカルシウムの摂取と
いうことだろうと思いますが、実は、それほど単純なものでもありません。もちろん、日
本人の場合は絶対的にカルシウムが不足傾向にありますので、骨粗しょう症とは関係なく
カルシウムの摂取は必要ではあるのですが、骨が弱くなったからカルシムを補給すれば解
決するという考え方ではあまり意味がないのです。

骨の老化予防には、骨に不可欠な栄養(カルシウム・ビタミンCなど)、筋肉の働きを強
化するビタミンDなども効率良く摂取する必要があります。骨の強度と言えば、主に骨密
度が基準になっていますが、実際の骨の強さは「骨密度」と「骨質」できまります。ただ、
現時点では骨質を数値化することができませんので、骨密度70%+骨質30%で骨の強
度が決まるとされているのです。

骨質とはどういうものかと言えば、鉄筋コンクリートの建物を想像してみて下さい。外か
ら見えるコンクリートの部分が骨密度で、その中に組み込まれている鉄筋が骨質という例
えになります。外からは同じように見えても、中の鉄筋が強い鋼かボロボロに錆びた鉄か
で強度はまるで違ってきます。骨の強度もそれと同じなのです。つまり、コンクリート(
カルシウム)の量だけを増やしても丈夫にはならないのです。では、その鉄筋は何ででき
ているのかと言えば、それは美容などでも良く知られているコラーゲンです。ただ、美容
でいうところのコラーゲンとは少し事情が違って、骨にはもう少し複雑な仕組みがありま
す。専門的な話をしてもほとんどの人が理解できないと思いますので、とりあえずは骨密
度を増やすカルシウム+ビタミンC、骨質を高めるビタミンB6、ビタミンB12、葉酸
などもしっかり摂取することです。

食事内容に自信のない人は、サプリメントなどで補給という方法もおすすめです。そして
もう1つ大切なことは、骨は重力の負荷や振動で活性化するということです。なので、で
きれば毎日軽い運動を続けることです。雨の場合は室内で足ふみやかかと落としなどでも
大丈夫ですので、無理のない範囲で、できるだけ継続するようにしましょう。





 

 

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