冷え性は原因と背景を知って積極的に対策を考えて予防する

冷え性は原因と背景を知って積極的に対策を考えて予防する

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1.冷えの原因と背景

冬は寒いというのが日本の常識ですが、私たちの体はホメオスタシスの働きで体内の温度
は37℃に保たれるようになっています。もし、この体温が下がってしまうと、体調が悪
くなり、最終的には死につながるような危険な状態になってしまいます。

なので、生命を維持するために必要な体温が奪われてしまうような寒さを感じたとき、無
意識のうちに、部屋を温めたり、厚着をしたりして危機を乗り切ろうとします。しかし、
それでも体温の維持が難しくなると、ホルモンの働きで脂肪組織から熱を作ったり、筋肉
をガクガクと震わせて熱を作り出そうとします。

つまり、冷えは、体内や環境などにより、体温が低下することで生命に危険が及ぶのを回
避するために脳が発する警告なので、基本的には誰にでも起こりえるものなのですが、そ
れをどう感じるかで意味が違ってきます。冷えを辛いと感じている人や苦痛に感じている
人は「冷え性」ということになりますが、同じように冷えていても苦痛に感じていない人
は冷え性とは言いません。つまり、冷え性とは本人の主観的な自覚症状なので、どれだけ
体が冷えているかより、どれだけ冷えを辛く感じているかということなのです。

体にとっては、冷えを感じない人より、感じやすい人の方が健康のためには好ましいとい
うことになりますが、冷えを苦痛に感じている人の気持ちもよく理解できます。では、冷
えの問題はどうすれば良いのかと言えば「体内の熱を維持できるようにすること」です。
それは、冷えているところを温めるといったことでは解消されませんし、冷え性を自覚し
ている人なら誰でも感じている悩みの種というところではないでしょうか。

2.冷え性の改善方法

私たちの体温に必要な熱は、代謝・食事・運動・ホルモンなどの働きで作られています。
食事をすれば、その8割は熱エネルギーになりますので、まずは「食事量」「偏食」「消
化器官」に異常がないかを見直してみましょう。次に、運動不足などで筋肉量が低下して
いないかをチェックしてみましょう。また、甲状腺機能が低下するような病気なども熱量
が不足する原因になります。まずは、熱産生(発熱量)が不足するような問題がないかを
知ることが大切です。

次に、体内で作られた熱が全身に運ばれる経路に問題がないかを調べます。熱は血液が血
管を通って全身に運びます。チェック項目は、「心臓機能」「動脈硬化」「血液量の不足」
です。特殊な病気でもなければ、これらの3つは「和食(ごはん)」「運動(早歩きなど
少しきつめの運動」で改善されることが多いようです。

また、血流には自律神経が関係することもよくありますので、ストレスの解消も必要です
が、これも運動することで解消されることが多いようです。自律神経は、交感神経に問題
があると血流が悪くなることで冷えの原因になりますが、逆に、副交感神経に問題がある
と血管がうまく収縮せず必要以上に熱を逃がしてしまうことでも冷えの原因になります。

以上の問題点を探し出して改善することで、概ね冷え性から解放されるようになりますが、
そんな悠長なことはやっていられないという人には、冷えを感じる人にもっとも多く見ら
れる「四肢末端冷え性」の解消法を伝授します。

四肢末端冷え性の人がする大きな間違いは、手袋や靴下など局所の温め対策に全力を傾け
ることです。ここで思い出して欲しいのが、冷えは体温低下による生命危機を回避するた
めの警告であるということです。生命の危機を感じる脳の指令を解除して、手足の血管を
緩めるようにすることが大切なのです。つまり、熱を必要とする大幹(内臓)を温めるこ
とです。冷えていない大幹部を更に温めることで脳に安心感を与え、指令を解除させるの
です。その方法は、単純に腹巻きなどが有効です。ぜひ試してみて下さい。ただし、長期
的には食事や運動・生活習慣などを見直して体質を改善する必要があります。




 

 

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