冷えからくる腹痛・下痢症状のメカニズムと対処・改善法

冷えからくる腹痛・下痢症状のメカニズムと対処・改善法

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1.冷えと腹痛・下痢の関係

冷房の効いた部屋に長く居たり、冬の寒い日に急にお腹が痛くなったり、下痢をしたりと
いう症状は多くの人が経験しているのではないでしょうか。これは特に不思議なことでも
なく、誰にでも起こりえる理由があります。

人間の体は、体温が急に低下すると、自分の体を守ろうとする機能があります。寒いとき
に自然とガクガク震えるというのもその1つで、不足している熱を筋肉を動かすことで作
ろうとしているときに現れる症状です。そのようなときには腸も水分を排出して、腸の動
きを活発にすることで熱を発生させて、体温維持のための協力体制をとることになります。

このように、腸が必要以上に動いてしまうことで、腹痛を起こしたり、下痢になったりす
るのです。すべての人がそうなるという訳ではありませんが、たまたま胃腸の機能が低下
しているような時には起こりやすいということになります。

手足の先が冷える末端冷え性は良く知られていますが、意外に知られていないのが内臓の
冷えで、特に女性に多いとされているのが、隠れ冷え性と言われる内臓の冷えです。末端
冷え性の場合は、手足の先の冷えに反して内臓の温度は保たれていることが多いのですが、
内臓冷え性は、手足の冷えが感じられないのに内臓が冷えているという状態で、腹痛や下
痢の原因が内臓の冷えと分かりにくく、余計な心配をしてしまうこともよくあります。

一般的に、内臓が冷える原因は、ストレスや疲労・運動不足・食生活の乱れなどによる自
律神経の乱れが影響していると言われていますので、原因不明の腹痛や下痢症状が見られ
る場合は、内臓冷えの原因になっていることはないかということも考えてみる必要があり
ます。

2.腹痛が起きた時の対処法

冬はもちろん、夏でも、冷えによる腹痛・下痢が起こった場合は、「おへその下と仙骨(
お尻の骨と腰骨の間)」にカイロを貼ってみましょう。次に、首・手首・足首を温めて熱
が逃げないようにします。内臓は一度冷えてしまうと回復するのが遅いので、腹痛が治ま
るまで少し時間がかかりますが、とりあえずは悪化を防ぐ効果は期待できます。

また、普段から胃腸の機能を正常に保つことが必要で、特に寒暖差の激しいような時期に
は、暴飲暴食を控え、規則正しい食生活で胃腸の調子を整えることが大切です。そして、
熱を作る筋肉量を増やしたり、血行促進に役立つ運動をできる範囲で実践するようにして
下さい。それ以外にも、入浴は湯舟に浸かって全身を温めることや、寝ている間に体を冷
やさないように腹巻きなどの使用もおすすめです。

もともと内臓が弱いと自覚している人は、これを機に体質改善をしてみるという方法もあ
ります。体質改善と言えば漢方薬ですが、取り扱いが面倒なところもあり敬遠されること
が多い傾向にあります。しかし、冷えに関しては、飲みやすい錠剤のタイプもありますの
で、一度、試してみても良いのかなと思います。

薬の話が出てきたところで、もう1つ大切なこととして、冷えからくる腹痛や下痢のとき
に下痢止めを飲む人が多いと思いますが、この場合は整腸剤を飲むのが効果的です。ウイ
ルス性の胃腸炎の場合でも、薬で止めるのではなく、まずは不要なものはすべて出し切っ
てしまう方が回復が早いのです。

そして、寒い時期に腹痛や下痢を繰り返している人は、日頃から体を冷やさないような服
装を心がけ、必要なら腹巻きなども常用して特に内臓を冷やさないように注意しましょう。





 

 

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