骨粗しょう症で骨折しやすい部位と予防のための骨密度の上げ方

骨粗しょう症で骨折しやすい部位と予防のための骨密度の上げ方

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1.骨粗しょう症と骨折部位

骨の新陳代謝(骨を壊す細胞と骨を作る細胞)のバランスが崩れることで、骨がもろくな
る病気のことを「骨粗しょう症」と言います。骨の老化現象の1つでもありますので、高
齢者に多くなりますが、特に閉経後の女性に多い病気です。

骨がもろくなることで問題になるのが「骨折リスク」ですが、普通に転倒して骨折すると
いうレベルではなく、バランスを崩して壁に手をついたり、靴下を履こうとしているだけ
でも骨折してしまうほど簡単に骨折してしまうのです。女性に多い脊椎圧迫骨折などは、
自分の体重にすら骨が耐えきれず、気が付いたら骨折してしまっていたというケースも頻
繁にあるのです。

 

このような骨折の仕方を病的骨折と言いますが、骨粗しょう症の人が特に骨折しやすい部
位が「背骨(脊椎圧迫骨折)」「太ももの付け根(大腿骨近位部骨折)」「腕の付け根(
上腕骨近位端骨折)」「手首(橈骨遠位端骨折)」の4箇所と言われています。

また、普通の人の骨折と違って、もともと骨折の原因が骨にあるので、回復にも時間がか
かりますし、高齢による体力・筋力の低下もあり、リハビリテーションにも時間を要しま
す。そのため、脊椎圧迫骨折や大腿骨近位部骨折が原因で寝たきりになってしまう確率も
高くなっています。

骨粗しょう症は、男性でも女性でも発症しますが、特に閉経後の女性に多い理由は女性ホ
ルモン(エストロゲン)の減少にあります。エストロゲンは、骨を壊す細胞の働きを抑制
する作用があって、その分泌量が一気に低下する更年期以降は、骨を壊す細胞(破骨細胞)
の働きが加速することになり、骨密度もどんどん低下していくため、更年期以降の女性は
骨粗しょう症になりやすいのです。

2.骨粗しょう症の予防方法

骨粗しょう症は、高齢者(特に閉経後の女性)に多い病気ですが、実際、骨に危機感を覚
えるのは骨折してしまってからの人が多く、予防に目覚めた人でも、その時期は更年期を
意識し始めた頃という答えが多いようです。しかし、骨はそれよりもっと早くから「備蓄」
をしておくことが大切なのです。

骨のピークは男女ともに20歳ごろと言われていて、そこから40代まではそのまま維持
して、その後に徐々に低下に転じます。なので、この40代までの時期にしっかり骨を蓄
えておくことが大切なのですが、骨粗しょう症になりやすい女性が、この大切な時期にダ
イエットなどをして骨を減らす方向に進んでいることは残念なことです。

それでも、何もしない人より、更年期対策としてでも骨の健康を考えるに至った人はラッ
キーです。方法を間違えなければ、中高年からでも骨粗しょう症予防は十分可能です。


ポイントは「食事」と「運動」です。もし、骨粗しょう症予防に牛乳を飲む(カルシウム
の摂取)ことで満足している人は、今すぐ改めましょう。基本は運動(歩くこと)が中心
です。外に出るのが苦手な人は、室内で足裏(かかと)に刺激を与えることができる運動
(足ふみなど)をしてみましょう。実は、この運動が一番大切で、牛乳なんて大嫌いな私
でも2年間で同年代平均値以下だった骨密度が「20代平均値のはるか上にランク」され
るという異次元ジャンプを達成しました。ぜひやってみて下さい。

食事はカルシウムを中心にしたあれこれメニューがいろいろ紹介されていますが、それほ
ど神経質になることもなく、普通に食べていれば問題ないと思いますが、偏食・小食を自
覚していて心配な人は、必要な栄養素がまとめてパックされているサプリメントなどを利
用すると良いかも知れません。
もうすでに骨粗しょう症と診断された人でも、まだ歩けるなら1年後を楽しみにして「今
からウォーキング」を日課にしてみて下さい。最終的な目標は1日1~2時間歩くことで
すが、とりあえずは30分ぐらいから始めてみて下さい。




 

 

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