「寝たきり予防」一覧

加齢とともに人間が衰えるもっとも早い部位は下肢（足）と言われていて、その筋肉の減少は２０歳代でもすでに始まっていると言われています。

一般的に筋トレと聞くと、バーベルやボディビルダーをイメージすることが多いですが、シニア世代の筋トレは少し違っていて、下半身の筋肉を鍛えることが大切になります。

骨の新陳代謝（骨を壊す細胞と骨を作る細胞）のバランスが崩れることで、骨がもろくなる病気のことを「骨粗しょう症」と言います。

自力での日常生活が困難で、１日中ベッドで過ごし、着替え、食事、排泄などに介助を必要とする状態を「寝たきり」と表現しています。

老化とは、加齢にともなう心身の機能低下のことを言います。一般的には、物が見えにくくなる、音が聞こえにくくなる、シミやシワが増えるなどがわかりやすい症状です。

健康寿命とは、介護や他人の助けを借りずに日常生活（起床・衣類の着脱・食事・入浴など）が自分でできて、１人で健康的な生活ができる期間のことを言います。脳の疾患をはじめとする病気、転倒、骨折、認知症、老衰などが健康寿命を短くする原因と言われています。

寝たきりになったり、介護の世話を受ける必要のない、１人で生活できる状態を健康寿命と言いますが、健康寿命を短くする原因は生活習慣病と虚弱（フレイル）です。高齢になる前に生活習慣を改善し、食生活を見直し、運動習慣をつけて体調や体力の維持が予防法です。