風邪の延長線上で起きやすい急性中耳炎の症状と治療方法

風邪の延長線上で起きやすい急性中耳炎の症状と治療方法

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1.急性中耳炎の原因と症状

中耳炎は、中耳に細菌やウイルスが入り込むことで炎症が起きる症状です。その細菌やウ
イルスは風邪などで喉に侵入したものが、耳管を通って中耳腔に侵入することが多いと言
われています。なので、その主なものは肺炎球菌やインフルエンザウイルスということに
なります。鼻水や発熱などの症状に続いて耳に痛みを感じるようなときに中耳に炎症が起
きている訳ですが、そのうち48時間以内に起こったものを急性中耳炎と呼んでいます。

中耳炎の症状としては、耳痛、発熱、耳閉感、耳漏(耳から膿が出る)、難聴などがあり
ますが、小さな子供はそれをうまく表現できないことが多いので、風邪などで発熱時に「
耳を頻繁に触る」「機嫌が悪い」といった様子が見られるようなときには中耳炎の疑いも
あります。急性中耳炎は3歳までに85%の子供が一度は罹患すると言われるほどポピュ
ラーな面もありますので、小さいお子さんをお持ちの親御さんは特に注意が必要です。

急性中耳炎が小さな子供に多い理由は、小児の耳管は大人より短く水平で、防御機能も低
いことなどで細菌やウイルスが侵入しやすいことにあると言われています。風邪の症状が
ある小児が、突然、片方の耳に強い痛みを訴えるのがその典型的な症例とされています。
成長するにつれて急性中耳炎の頻度は減少しますが、繰り返しやすい病気でもありますの
で、重症化を防ぐためにも、症状が出たらできるだけ医療機関で診察を受けるようにする
ことが大切です。

ただ、何度か経験している人で、だいたいの経過が読めるようなら市販薬でのセルフケア
も1つの有効な方法かも知れません。

2.急性中耳炎の治療と対策

急性中耳炎は、重症化すると鼓膜が破れて耳だれ(耳漏)が出ることもありますし、炎症
が広がると、耳鳴りやめまいがすることもあります。耳だれが現れた場合は、急性中耳炎
が重症化していることを示していますので、早急に対処する必要があります。進行すれば
髄膜炎や顔面神経麻痺などの合併症を引き起こすリスクも高くなります。

急性中耳炎では、子供・発熱・耳の痛みがよく知られているところですが、大人にも発症
します。この場合は、発熱や痛みに加えて、中耳に膿がたまって耳閉感や難聴を自覚する
ことも多いと言われています。また中耳の炎症が内耳にまで及ぶと、耳鳴りやふわふわす
るめまいを感じることもあります。こうなると、さすがに放置する人も少ないと思います
が、できれば子供と同じように、発熱・耳痛の段階で治療を開始したいところです。

また、急性中耳炎で耳に不快感を持つと、自然と綿棒などを使いたくなりますが、実はそ
れも行き過ぎると、急性中耳炎による鼓膜穿孔(鼓膜に穴が開く)と同じく中耳炎を慢性
化させてしまう原因になります。慢性中耳炎の主な症状は「難聴」ですが、進行してしま
うと音を聞き取る機能も低下してしまって、聴力の回復が難しくなります。そのような人
生の大きな分岐点にもなるような内耳に障害が及んだことを示すサインが耳鳴りやめまい
ということなのです。

慢性中耳炎になる原因は他にもいろいろありますが、案外その中心的な原因が、子供の頃
にかかった中耳炎が完治していなかったりすることが多いようですので、急性中耳炎はし
っかり治すことが基本です。





 

 

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