太る原因を知る
ダイエットを考える人の大半は、どうして痩せるかを優先しますが、逆にどうしたら太ら
ないかということを考える方が成功する確率が高くなります。
太る原因としては「運動不足」「カロリーオーバー」「生活習慣」など、さまざまな理論
が展開されているので、もうご存知の人も多いと思いますが、それらを頑張って実践して
みてもダイエットに成功したという人はあまり多くありません。
それとは逆に、どこか体調が悪くあまり食事をしなかったとしたら１～２日でも数キロは
痩せてしまいます。つまり、何かの太る病気を患っているのでなければ、ほとんどの太る
原因は「食べ過ぎ」ということになります。
もちろん、健康な体を維持するためには、ちゃんとした食事をしなければダイエットどこ
ろではなくなってしまいますので、無理をしないで「食べるものは食べる」「減らすもの
は減らす」といった食生活をすることが大切になるのです。
カロリー計算やエネルギー消費量などを計算しているようではまず痩せることはできませ
ん。やったことのある人ならすでにお分かりですね。摂取カロリーも消費カロリーもすべ
てアバウトな数字でしかありませんし、そんな面倒な作業がいつまでも続くはずがありま
せん。それより「腹八分目」という昔からの格言に従った方がよほど成功確率は高いと言
えるかも知れません。
しかし、ダイエットをしようという人は「腹八分目」と言えば、できるだけ空腹感を避け
たいとして、炭水化物を多く摂る傾向にあります。ご飯、パン、麺類、甘い物などですね。
ここに大きな問題があるのです。
痩せるための原則
炭水化物制限ダイエットというのがありますが、痩せるだけなら最も効果がある方法かも
知れません。しかし、炭水化物は三大栄養素の１つですので、２～３日の短期間ならそれ
もアリですが、いつまでも続けていては「痩せこけてボロボロ」になります。
しかし、まさにダイエットに成功するかどうかは「炭水化物」にかかっているのです。
炭水化物とは、消化吸収されてブドウ糖に変化して、私たちの体を動かすエネルギー源と
なるのですが、必要以上に多く摂りすぎると脂肪として蓄えられることになります。これ
が太る原因です。もちろん太るのは炭水化物だけではありませんが、太っている人のほと
んどは炭水化物の過剰摂取です。
例えば、小さな饅頭を１個食べただけでも５０ｇくらいの炭水化物が含まれていて、それ
は茶碗１杯のご飯と同じほどの量になります。ペットボトル飲料水でも、スポーツドリン
クのような比較的少ないものでも１本あたり３０～５０ｇの炭水化物が含まれています。
つまり、海藻や魚、野菜、肉など一部の食品を除いて、果物や調味料に至るまで、ほとん
どの食品に炭水化物は含まれているのです。
直接的には、ご飯やパンなどを減らすことが炭水化物を減らすことになるかも知れません
が、いつまでも痩せられない人は、それ以外のところで知らないうちに炭水化物をしっか
り摂り過ぎているというケースがとても多いのです。
なので、何かを食べたり飲んだりしようとするとき、成分表を見る習慣をつけることがダイ
エット成功の第一歩と言えるかも知れません。
そして、わかっていても仕事やお付き合いなどで、なかなかセーブできないという人は、
糖質の過剰摂取を予防するようなサプリメントなどを利用することでも、かなり目標に近
づけると言われていますので試してみる価値は十分にあるかも知れません。
