あまり知られていない太る原因
太る原因はいろいろあり、体質もその１つですが、体質と言うのは遺伝的な要
素で自分ではどうすることもできません。しかし、実際に太っている人は単に
体質を言い訳にしているだけで、生活習慣などの後天的な要素の方がはるかに
大きいと言われています。なので、体質だからといって太りっ放しにしないで、
太るメカニズムを知って努力すれば、痩せることができると考えるべきです。
まず、女性の場合は「エストロゲン」「プロゲステロン」という２つの女性ホ
ルモンの影響を受けます。生理前には黄体ホルモンのプロゲステロンが増え、
細胞に栄養を蓄えようとします。つまり、水分や塩分をため込んだり、もとも
と脂肪の代謝を遅らせる性質のホルモンなので、太りやすい時期になるのです。
ここのところをしっかり理解してから、一般的に言われている太ることにつな
がる原因をつぶしていくことが肥満解消のコツになります。
太る原因でよく言われるのが「生活習慣」と「運動不足」ですが、それがどの
ようにかかわっているのかを知らなければ、改善のしようがありませんよね。
そこで、生活習慣でも注意しなければならないのが「睡眠不足」であるという
ことを知っているだけでかなり肥満度は違ってきます。睡眠不足になると食欲
を抑える働きのホルモン「レプチン」の分泌が減り、逆に食欲を増進させるホ
ルモン「グレリン」の分泌が多くなります。これが何を意味するかはもうおわ
かりですよね。（笑）
そして、運動不足と言えば、すぐにウォ―キングからハードな運動までを想像
する人が多いのですが、もちろんそれも大切なことではあるのですが、実は太
る人の場合は、それ以前に少しの距離でも歩かずに乗り物にのったり、駅の階
段でもエスカレーター、すぐ上の階へ行くにもエレベーターといった人が多い
のです。心当たりのある人は、運動の前に先ずはその習慣を改めることから始
める必要があります。
よく知られている太る原因の盲点
ダイエットと言えば「食習慣」ということで、ダイエットを目指す人なら知ら
ない人はいないテーマです。その主旨は「摂取エネルギー」と「消費エネルギ
ー」のバランス、三大栄養素やビタミン、ミネラルなどのバランスのとれた食
事内容、空腹時間を考慮した食事時間などです。
この太る原理を説明したダイエット法などがたくさん出ていますので、もうご
存知の人が多いと思いますが、意外に「太りやすいダイエット方法」というの
もよく見かけます。無理に食事を減らしたり、食事を抜いたり、空腹時間を長
く設定するようなダイエットは、エネルギー不足になり脂肪を燃焼させる働き
のある筋肉を分解してエネルギーに変えたり、空腹の後の食事で食べ過ぎる傾
向にある上に、吸収率も上がり、結果的に太りやすくなってしまいます。
あまり知られていない痩せる原理
太りやすい体質と共によく耳にするのが「太りにくい体質」という言葉ですが、
これは前述の通り、太る原因は後天的な生活習慣によるところが大きく、太ら
ない理由も後天的に「太りにくい生活習慣」を持っているということなのです。
太りやすい時期に生理前を挙げましたが、逆に痩せやすい女性ホルモンのエス
トロゲンは生理後から約２週間増えます。こちらは代謝を良くする働き、食欲
を抑える働きがあり、この時期は痩せやすい時期ということになります。
つまり、しっかりダイエットを意識しなければならない時期は、生理後より生
理前ということになりますね。
そして、生活習慣面では身体を冷やさないことです。体が冷えると代謝が下が
り、血流が悪くなり、脂肪や老廃物が排出されにくくなります。特に冷房の効
いた部屋で仕事をしている人などは注意が必要です。
寝る前の間食など、太りやすい時間帯があるように、痩せやすい時間帯もあり、
それは「朝」ということになります。午前中にできるだけ体を動かすことで基
礎代謝が上がり、筋肉がほぐれ、リンパ液や血流の流れも良くなります。簡単
なストレッチなどでも効果がありますので、ぜひ朝は活動的な生活をしてみて
下さい。
以上のような太る原因、痩せるメカニズムをしっかり覚えて、摂取エネルギー
と消費エネルギーのバランスを考えればダイエットに失敗することもなくなる
はずですので、ぜひ実践してみて下さい。
痩せ始めるまでは、どうしても摂取エネルギーがオーバー気味になりやすいで
すが、食事を減らすダイエットより「脂肪のもと」を分解するサプリなどを併
用することおすすめします。
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