髪は食事で決まる
日本人男性の3人に1人が薄毛に悩んでいるとも言われていますが、若くして髪の毛が減
り続けるショックは想像以上かも知れません。そんなとき、初めて、発毛剤や育毛シャン
プー、クリニックなど、薄毛対策に魅力的な言葉が並ぶ広告などが多いことに気付くと思
いますが、それらにとびつく前に、人間の体は食べたもので作られている、という言葉を
思い出して欲しいと思います。
薄毛とは無縁のように思える女性でさえ、無理なダイエットを続けると、数か月後には髪
のボリュームがなくなったという話をよく聞きます。毎日、コンビニ弁当やファストフー
ドで生活しているような人は、それだけでも髪に必要な栄養が不足していることが多いの
ですが、過度な飲酒、睡眠不足、ストレスなどが加わることで、さらに髪への影響が増え
ることになります。
ここのところを外して、いくら育毛シャンプーで髪を洗い、頭皮マッサージを一生懸命や
っていても、髪の毛が増える可能性はあまり多くありません。それより、まず取り組むべ
きは、食事内容を含む、生活習慣を全面的に見直してみることです。
と言うと、髪の毛に良い食べ物を探したくなりますが、実は、髪の毛に悪い食べ物を減ら
すことも同じく大切なことなのです。若い頃から薄毛になる人の傾向として、脂質の多い
食事をする人が多く、特に外食、暴飲暴食をするタイプの人に多い傾向があります。
また、肥満解消のための食事制限や、寝る前に食事をする習慣がある人も、薄毛になる可
能性が高いと言われていますので、現在の自分の食生活を客観的に見直すことから始める
ようにしましょう。
髪に良い食事とは
薄毛の人や抜け毛が多い人が心掛ける食事とは、「バランスのとれた食事」と一言で片づ
けられても困りますよね。そこで、具体的にどのような栄養素が必要かというところから
考えてみると、髪の成分の90%以上はタンパク質(ケラチン)です。同時にタンパク質
は、体のさまざまな維持にも必要な成分ですので、これが不足していると、髪に回される
のは一番最後になることから、薄毛の原因になります。魚・肉・卵・大豆などはしっかり
摂れていますか?
次に、体の調子を整える主役はビタミンですが、なかでも、皮脂の分泌を抑制する働きが
あるビタミンB6、血流を改善する働きのあるビタミンEは必須です。緑黄色野菜や果物、
レバーなど、十分に摂取していますか?
そして、ミネラルの中でも特に亜鉛は、ケラチンを作る重要な要素ですので、抜け毛が増
えてきたと思ったら、要チェックの成分です。
また、毛包幹細胞を保護するコラーゲンも不足すると、毛穴が細くなり毛髪の成長に影響
が出ると言われています。
これを知っただけで、もうギブアップという人も少なくないかも知れませんが、そのよう
な人でも、あきらめる前に、こちらのサプリメントを試してみても良いかなと思います。
性質上、サプリメントとしては若干、割高な感じもしますが、それでも根拠の曖昧な育毛
シャンプーや薄毛対策グッズといったものより、はるかに効率が良いと考えます。ただし、
サプリメントさえ飲めば良いということではありません。あくまでも、食事で摂取が難し
い栄養素を補うという、サプリメント(栄養補助食品)そのものの意味です。
せっかく摂取しても、それらを消費してしまうアルコールの摂取量を控えなければ意味が
ありません。飲むなとは言いませんが、育毛を期待するなら、たしなむ程度にする必要が
あります。ストレスを溜めない、睡眠をしっかりとる、適度な運動をするなど、健康に良
いと言われることも、髪の毛の成長に悪いはずがありませんので、本気でやるなら、総合
的に生活習慣を見直してみるという気持ちが大切です。
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