１．薄毛になる原因とは
見た目には同じように見える薄毛にも、実は２つのタイプがあります。髪の毛の本数は減
っていないのに、毛が細くなって地肌が透けて見えるようになっている状態と、髪の毛の
本数そのものが減ってしまっている状態です。
一般的には「男性型脱毛症」と呼ばれていますが、これは髪の毛が生まれてから抜けるま
での周期（成長期・退行期・休止期）の乱れにより、抜け毛の方が多くなったために薄毛
になってしまった結果で、その主な要因は男性ホルモンによる影響と言われています。
他にも、頭皮のトラブルや内臓の病気などにより薄毛になることもありますが、特にその
ような原因が見当たらないような場合は、ストレスや食生活の乱れなどが原因となってい
ることが多いと言われています。
なので、普通に健康な男性が薄毛になる原因としては、男性ホルモンの影響による男性型
脱毛症（ＡＧＡ）とストレス・食生活の乱れによるところが多いということになります。
一般的な薄毛の症状は、前頭部や頭頂部から始まることが多いとされていて、初期症状と
しては、頭皮が脂っぽくなったり、毛が細く柔らかくなったり、細くて短い抜け毛が目立
つようになるといったことが良く知られています。早い人では２０歳代前半から始まると
も言われていますので、薄毛の兆候に気付いたら、まずはストレスを溜めない、食事内容
を見直す、生活習慣を改めるなど、今すぐできることから対策を始めることで薄毛化を抑
制することも可能と言われています。
２．薄毛の予防・改善法
薄毛は遺伝とか言われることもありますが、遺伝するのは食事の好みも含めて薄毛になり
やすい環境を好む体質の遺伝と考えるべきです。つまり、ある程度は自分の努力で体質を
変えることが可能で、薄毛体質を変えることも不可能ではないということです。
そこで、最初に思い出して欲しいのが「人間の体は食べたもので作られる」ということで
す。いくら家系に薄毛がいないからと言っても、髪の毛に良くないものばかりを食べてい
ては薄毛になる可能性は高くなります。なので、タンパク質・ミネラル・ビタミンなど髪
の主成分になるようなものはしっかり摂取することです。急に食事内容を変えるのは難し
いかも知れませんが、そのような場合はサプリメントなども役に立ちますので試してみて
下さい。
次に、若い頃にはありがちですが、不規則な睡眠、喫煙、過度の飲酒などは、育毛に必要
な要素を自分で放棄しているようなものです。特に薄毛の家系を自覚しているような人は
生活リズムを整えて、十分な睡眠時間を確保するような生活スタイルを目指しましょう。
そして、ホルモンバランスの乱れや頭皮・毛根への栄養を運ぶ血流をコントロールしてい
るとされる自律神経のバランスを乱さないためには、ストレスを溜めすぎないことです。
できれば、血行促進も兼ねてストレスの解消に、無理のない軽い運動などをすることをお
すすめします。
もちろん、頭皮を清潔に保つことなど、一般的に良いと言われていることを多く取り入れ
ることができれば、それはそれで良いことですが、基本は「食事内容」「生活習慣」「ス
トレス」がキーワードになります。
|
|
