ロコモティブシンドロームの原因・症状・予防法

ロコモティブシンドロームの原因・症状・予防法

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1.ロコモティブシンドロームとは

ロコモ(運動器症候群)として知られていますが、加齢により筋力や関節などの運動器の
機能が衰えた結果、移動機能が低下して日常生活に支障が出てくることをいいます。具体
的には、変形性膝関節症、骨粗しょう症、関節リウマチ、脊柱管狭窄症、骨折、体幹の麻
痺、腰痛などによる全身の筋力、体力、耐久性の低下などで、体が思うように動かせなく
なることです。

             

一種の老化現象とも言えるものですが、老化というのは、ある日突然起きるものではなく、
気が付かないうちに少しずつ進行します。例えば、不健康な生活を繰り返し、筋力を使わ
ないような状態を続けていると、筋力が少しずつ低下していきます。筋力が低下してくる
と体幹のバランスが崩れ、転倒リスクが増え、関節機能にも影響を与えます。すると、さ
まざまな不安から動く機会が少なくなり、体力的にも精神的にも活力が失われて行きます。

このようにして、歩行困難になり、転倒や骨折などを機に寝たきり生活になってしまうと
いうのが、一般的なロコモの流れです。

同じような状況を表すものにサルコペニアがありますが、これは、加齢により全身の筋肉
量や筋肉の機能が低下することで、握力や歩行速度などが低下している状態を言います。
ロコモの前段階ともいえる位置づけですが、これらの筋肉機能の低下を含め、精神的・社
会的に不健康な状態になっていることをフレイルと言います。

つまり、サルコペニアは加齢や生活習慣などによる筋肉量の減少、ロコモは運動器の障害
による移動機能の低下、フレイルは介護が必要なほどでもないものの、健康とも言えない
ような状態のことを言います。

2.ロコモ予防を始める時期と方法

一般的には、ロコモになりやすいのは女性と肥満の人と言われています。女性は男性より
靭帯や膝軟骨が弱く、膝関節を損傷しやすい上に、閉経後には骨密度も大きく低下するこ
とで骨粗しょう症になりやすいことが知られています。いずれもロコモに深く関係する要
因です。また、肥満の人は、膝関節や下半身に大きな負担をかけるため、膝や腰など移動
機能にかかわる関節を痛めやすくなります。これらに該当すると思う人は、すでにロコモ
が進行中かも知れませんので、早急に対策を考える必要があります。

普通には、筋肉の衰えが早くなる50代が、ロコモ予防を始めるときと言われていますが、
無理のないところでは、まだ元気な40代から軽い運動などを習慣化することです。

             

何かスポーツを始めるといったことでなくても、日頃から身体を動かすようにすることで
す。駅の階段を上がる、近くの買い物は乗り物をを使わず歩くといったことだけでも、筋
肉・筋力の低下はかなり防げます。

それでも難しい場合は、手軽に体幹を強化できる体幹エクサマットといったアイテムもあ
りますので、上手に活用してみて下さい。

また、人間の体は食べたもので作られていますので、筋肉や骨の原料になるタンパク質や
カルシウムを含んだ食事を中心にバランスの良いメニューを考えましょう。インスタント
食品やレトルト食品、ファストフードやコンビニ弁当などは、むしろ必要な成分を破壊し
てしまうようなものが多く含まれていますので、ロコモ予防を意識するなら、このような
簡易食品はできるだけ控えることです。

すでに生活習慣病などの指摘を受けているような場合は、それは運動不足の証明でもあり
ますので、今すぐロコモ対策を始めても、決して早すぎるというものでもありません。


 

 

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