高齢者の異常な皮膚の痒み老人性皮膚掻痒症の原因と改善法

高齢者の異常な皮膚の痒み老人性皮膚掻痒症の原因と改善法

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1.老人性皮膚掻痒症とは

病気というより、原因がわからないけれど皮膚にかゆみが生じる症状を皮膚掻痒症といい、
高齢者に起こることを老人性皮膚掻痒症と呼んでいます。つまり、病名ではなく症状名と
いうことになります。

これを見ておられる人は、多分、原因もないのに肌が痒いとか、痒くて夜も寝ていられな
いとか、かきむしって皮膚が損傷しているといった悩みをお持ちではないかと思います。

原因がわからないのに、原因というのもおかしいのですが、皮膚が痒くなるメカニズムと
して皮膚の乾燥があります。本来、皮膚には潤いを保つ機能が備わっていますが、加齢と
ともに、どんどん低下していくため、皮膚が乾燥しやすくなります。すると、外部刺激に
対するバリア機能も低下して、僅かな刺激にも敏感に反応することで痒いと感じるように
なります。

             

ただ、その痒みが非常に強いため、無意識のうちにかいてしまうことで、皮膚に傷がつき、
さらに症状を悪化させてしまうことが問題なのです。50代以上の男性に多く発症すると
言われていますが、皮膚が乾燥して、かさかさになったり、ひび割れがして、強いかゆみ
が全身に現れる皮膚疾患の1つとされています。

さらに、困ったことに、老人性皮掻痒症にはステロイド軟膏を使ってもあまり効果がなく、
お手上げ状態ですが、1つ言えることは、これを機に生活習慣全般を見直し、より健康的
な生活を目指す時期と捉えて実践することで、状況はかなり改善される可能性があります。

2.痒みを軽減させるには

できるだけ痒い部分を刺激しないようにしましょう。可能なら、女性のアドバイスも受け
て、肌質に合った保湿方法を研究しましょう。また、身体だけではなく、乾燥した場所で
過ごしている人は、室内での冷暖房の温度・湿度にも注意をしてみましょう。

             

冬場の電気毛布などは寝る時に切るといったことから、下着は木綿製品に変える、首周り
や胴回りに付いているタグなどを切り取る、栄養のバランスを考えた食事メニューを考え、
痒みの原因になりやすいアルコールや香辛料を控える、入浴時に皮膚をゴシゴシこする習
慣のある人はなるべく改め、石鹸やボディソープなどの成分にも注意しましょう。

次に、皮膚の老化はある程度は仕方ないことではありますが、そのようなときに人気があ
るのが漢方薬による体質改善です。ステロイドという西洋医学の切り札で手に負えないと
きにも、案外効果的なのが自然由来の漢方薬と言われています。皮膚系全般の疾患に良い
と評判なのが、漢方由来の生薬に独自のビタミンやミネラルを処方した和漢薬ベルクミン
と言われていますので、1カ月程度試してみるのも良いかも知れません。

他には、高齢になるとお風呂が好きになる人が多いようですが、皮膚の乾燥という点で見
ると、あまり好ましいことではありません。皮膚がかゆいときには、入浴回数を減らした
り、漢方入浴剤などを使ったり、入浴後は素早く低刺激保湿化粧品などで皮膚を保護する
といったケアが必要です。

また、意外かも知れませんが、心理的なストレスも痒みを引き起こす要因になっていたり
しますので、適度にストレスを解消する方法も見つけておくのが良いかも知れません。


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