血栓ができる原因と血栓症の初期症状&予防法

血栓ができる原因と血栓症の初期症状&予防法

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1.血栓とは何か

私たちの体には、どこかに傷ができると、それを回復させる自然の治癒力が備わっていま
す。手足に傷を負うと出血しますが、やがて血液は塊り、かさぶたとなって、修復が完了
すると剥がれてなくなります。

これと同じことが血管内で起こると、やはり血液が塊り止血して血管を修復します。この
血液の塊りが血栓です。正常な状態なら、止血が完了すると血栓も自然に消えてしまいま
す(線溶作用)が、何らかの理由でこの作用がうまく行かず、血管内に残り、血液成分や
血流に変化が生じることで起こる障害が血栓症です。

           

血栓が大きくなって血管を塞いだり、血栓が剥がれて血管内を移動して他の場所で血管を
塞いだりする(血栓塞栓症)ことで、虚血や梗塞と名の付く病気を引き起こす原因になっ
たりします。

他にも血栓ができるケースとしては、血液ドロドロという表現が知られていますが、ドロ
ドロという意味は、血小板などの凝固系成分が活性化されやすい環境であったり、線溶系
の作用に異常を起こしやすい環境ということで、血栓ができやすく溶けにくい状態です。

そして、こちらもよく知られていますが、血流が滞ると赤血球が凝集して粘性が増し、静
脈に血栓ができやすくなります。エコノミー症候群(深部静脈血栓症)という症状です。

つまり、血栓症は血流・血液・血管のいずれかの異常により起こる病気ですが、単独とい
うより、相互に関係することで起こることが多いと言われています。

2.血栓症の予防

血栓症を予防するには、血栓ができない状態を保つことです。まずは、水分を十分に補給
することです。特に熱中症などが心配されるような季節は、こまめに水分補給をすること
で血液がドロドロ状態になるのを防ぎましょう。

デスクワークや長距離ドライバーなど、あまり体を動かさない人は、意識して下肢を動か
す習慣をつけましょう。ときどき足首を曲げたり伸ばしたりするだけでも効果はあります。
できれば両脚をマッサージしたり、近くへの移動は乗り物を使わないで歩くなど、血流を
よくすることを考えましょう。

加齢により、血管は少しずつ老化しますが、喫煙や飲酒習慣のある人、ストレスの多い人、
生活習慣病などを患っているような人は、特に血管が老化(動脈硬化)して傷つきやすく
なりますので、積極的に対策を考える必要があります。

つまり、血栓症を予防するには、血液をサラサラにして血流を良くし、血管を強くするこ
とです。血液をサラサラにするには食事内容を見直すことが大切です。青魚や納豆などが
その代表ですが、好き嫌いの激しい食材でもあり、なかなか習慣化しにくいとも言われて
います。ただ、近年はDHAやナットウキナーゼはサプリメントでも摂取できますので、
食事での摂取が難しい人はサプリメントを活用しましょう。

次に、覚えておいて損をしない血栓症の初期症状として、足のむくみ、足の痛み、皮膚の
変色(かゆみを伴うこともあります)、普段はあまり見かけない血管が、太ももの内側や
膝の裏側に浮き出るといったことがあります。

           

目に見えない症状としては、胸の痛みや息苦しさ、激しい頭痛といったことがあるようで
すので、これまで述べた血栓症ができやすい状況にあり、このような症状を自覚したら、
他の病気と同時に血栓症が起きていないかも考えてみる必要があります。


 

 

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