2つのタイプの動脈硬化(血管の老化)と予防・改善法

2つのタイプの動脈硬化(血管の老化)と予防・改善法

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1.動脈硬化の原因と種類

動脈硬化とは血管の老化を意味する言葉です。老化と付けば高齢者と考えたくなりますが、
原因はそれだけではありません。血管の老化(動脈硬化)とは、動脈が細くなり弾力性が
失われて、硬くもろくなっていく状態のことを言います。

つまり、血管が狭くなるアテローム動脈硬化と血管が硬くなる石灰化動脈硬化の2つの種
類に分けられています。よく耳にする悪玉(LDL)コレステロールが溜まることで血管
が狭くなるのがアテローム動脈硬化で、血管の中膜にカルシウムが沈着して血管が硬くな
り柔軟性がなくなるのが石灰化です。

             

血管が狭くなって血液が流れにくくなるアテローム動脈硬化では、動いたときに胸が苦し
くなったり、足がだるくなったり、太ももが痛くなる(閉塞性動脈硬化症)の症状が現れ
ることもありますが、ある程度進行するまでは悪い影響が現れにくく、自覚していないこ
とが多いのが厄介なところです。

しかし、ある程度まで進行すると、動脈壁の蓄積物(プラーク)が突然破裂して、一気に
血液の流れが途絶えてしまう現象が瞬間的に起こることがあります。心臓の冠動脈に起こ
ると心筋梗塞、脳の動脈に起こると脳梗塞という誰でも知っている病気ですが、発症する
直前まで自覚症状が現れることが少ないのが動脈硬化の怖いところです。

動脈硬化は加齢によるところが大きいですが、生活習慣病の延長線上にあるものでもあり
ますので、肥満・糖尿・高血圧・脂質異常などを指摘されているような人は、すでに動脈
硬化が進行中であると考えた方が無難かも知れません。

2.動脈硬化の予防・改善

動脈硬化に限らず、健康全般にもっとも効果的な薬は「運動」と言われています。特に心
臓や血管に良い薬と言われていますので、まずはこれを処方してみましょう。

運動には、スポーツなどを行うものと、日常生活の中で体を動かすものがあり、この2つ
を合わせて「身体活動」と言います。基本は「1日1時間以上の身体活動」に週1回程度
の汗をかくような運動を1時間行うことです。ただし、65歳以上の人は1日40分程度
の運動をするだけでも良いということになっています。

             

次に、生活習慣病も含め、動脈硬化の予防・改善には食生活の見直しが大切なポイントで
す。何がどうのというものでもありませんが、肉の脂身や砂糖を多く含む食品、添加物を
多く含む加工食品などを極力控え、魚介類・大豆製品・海藻類・きのこ類など、日本古来
の和食に準ずるような食事内容が健康生活全般の指針として推奨されています。

さらに健康を推進したい人は、精製された食品から未精製の食品(例、白米→七分づき)
に変えたり、甘味の少ない果物や乳製品に変えると良いと言われています。

当然のことながら、食事時間や睡眠時間などもできるだけ規則正しくとるようにすること
が基本になりますが、すでに脂質異常などを長期間指摘されているような場合は、一時的
ヘルスオイルなどを利用してみるという方法もあります。

最後に動脈硬化の危険因子と呼ばれているものを挙げておきますので、参考にして下さい。
加齢・男性(閉経後の女性)・喫煙・肥満・メタボリックシンドローム・脂質異常症・糖
尿病・高血圧です。加齢、男性(閉経後の女性)以外は、自分で何とかできるものばかり
ですので、強い意志で取り除くようにして下さい。


 

 

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