秋から冬にかけて現れる気分障害-冬季うつの症状と予防法

秋から冬にかけて現れる気分障害-冬季うつの症状と予防法

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1.冬季うつの症状と原因

ウインター・ブルーなどといわれる冬季うつとは、10月頃から「うつ症状」が始まり、
翌年3月頃には回復するというパターンを繰り返すうつ病のことで「季節性のうつ病(反
復性うつ病性障害)」と言います。秋口に始まり、春先まで不調を感じる人が多いため、
冬季うつと呼ばれていますが、診断名の「反復性うつ病」というのは、特に冬に限定した
ものではなく、梅雨や夏など特定の季節がくるたびに症状が出る人もいるという意味です。

冬季うつの症状の特徴は「非定型のうつ症状」が見られるケースが多いことで、傍目には
「単純にサボっているだけ」といった印象を与えてしまいます。本来、うつ症状というの
は「定型」であることが多く、見られる症状としては「眠れない」「食べられない」「好
きなことも楽しめない」といった状態になることが多いのですが、非定型の場合は「寝て
も寝ても眠い(過眠)」「食欲が増えて太る(過食)」「疲労・倦怠感が強く頑張れない
が自分の好きなことは楽しめる」といった感じで、怠け者的なイメージで見られてしまう
ことがよくあります。そのため「現代うつ病」とか「新型うつ病」とも呼ばれていて、病
気という理解が得られにくいところが従来のうつ病との違いです。

では、冬季うつの原因は何かということになりますが、実は、まだ解明されていません。
ただ、冬季うつは冬期の日照時間が関係しているのではないかと考えられています。日光
を浴びる時間が少ないことで、メラトニンやセロトニンなどのホルモンの分泌に影響が出
て、心身の不調につながっているのではないかと考えられているのです。

2.冬季うつの予防法とは

一般的に、うつ病を発症しやすいのは女性と言われていますが、冬季うつ病にもその傾向
があるようです。また、この時期には女性や若者は活動量が低下することでホルモンに与
える影響が大きいことも要因の1つと考えられています。

この程度のことから、冬季うつ病を予防する方法などと軽々しく言えるものでもありませ
んが、冬季の日照時間ということから考えると、その基本は「太陽の光をあびる時間を増
やすこと」になります。ついでに活動量の低下を補うために30分程度のウォーキングな
どがピッタリかも知れません。それも叶わない人は、室内の電気をつけておくだけでも多
少の効果は期待できる言われています。

次に、夏に比べ夜明けの遅い冬期は、同じ時間に起きると真夜中といった印象を受けます
が、そこでまた寝ると、体内時計のリズムが崩れて心身の不調につながる可能性が大きく
なりますので、明るさに関係なく「起床時間を一定にする」ことで規則正しい生活の基本
にすることが大切です。

また、冬季うつ病になると、なぜか炭水化物を好む人が多いようですが、それだけでは栄
養バランスが悪くなりますので、他の栄養素もバランス良く摂取することを意識して下さ
い。さらに、セロトニンなど心身のリフレッシュをサポートする成分が多く含まれたタイ
プのサプリメントなどを併用することで、より心身の安定が期待できるかも知れません。

結局は、規則正しい生活リズム、バランスの良い食事、適度な運動(日光を浴びる)とい
うところに落ち着く訳ですが、そもそも心の病気というものは、充実した生活をしている
人には起こりにくいものなので、まずはその基礎を作るべき生活習慣をしっかり整えるこ
とが心身の健康の基本なのです。





 

 

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