急性腰痛症(ギックリ腰)の原因と対処・予防法

急性腰痛症(ギックリ腰)の原因と対処・予防法

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1.ギックリ腰の原因とは

ギックリ腰の正式名は急性腰痛症と言いますが、その名の通り「突然腰が痛くなる」症状
の総称として使われています。重い物を持ち上げるなど、体を動かしたときに腰を中心に
痛みが突然生じるような症状のことですが、その痛みの程度や期間にはかなりの差があり
ます。一般的には1カ月以内に回復するような場合に急性腰痛症とされています。

しかし、ギックリ腰の原因はよくわかっていないことが多く、椎間板や椎間関節などに生
じた炎症などとも考えられていますが、CT検査などでは異常を捉えることができないた
めです。なので腰の捻挫と考えればわかりやすいかも知れません。

             

年代的には、中高年の人に多く発症するイメージですが、それは加齢による椎間板の老化
や変性などでギックリ腰になる要因が増えるためです。ギックリ腰(腰の捻挫)の場合は
だいたい1週間程度で治ることが多いので、それほど心配するようなこともありませんが、
椎間板の変性(椎間板ヘルニア)の場合は1カ月~6カ月とすこし時間がかかります。

椎間板ヘルニアと聞くと心配するかも知れませんが、日本人の場合は、実は成人の半数以
上に椎間板ヘルニアがあると言われています。このことから、椎間板ヘルニアだけではギ
ックリ腰になる人は少なく、何らかの理由で神経に強い圧迫が加わったり、精神的な不安
やストレスが加わることで症状が現れると言われています。

神経の圧迫については特に疑いを持つこともないと思いますが、ストレスなどの心理的な
ものは俄かに信じがたいかも知れません。しかし、実は、この心理的・社会的な要因の方
が厄介で、症状を長引かせたり、慢性的に腰痛を引き起こす原因になりやすいのがこちら
なのです。

2・ギックリ腰の対処方法

ギックリ腰の症状はさまざまで、腰が重いという程度から、救急車で運ばれるほど激しい
痛みのこともあります。痛みが激しくて動くこともままならないようなら、まずは整形外
科で検査をして、指示に従って治療するのが一番です。逆に、何とか動けるような場合は
医療機関というより、痛みに応じた動きで行動しながら症状の回復を待つというのも悪く
ありません。痛みに応じた動きとは、腰が楽に感じる方へ曲げたり伸ばしたりして、痛む
方への曲げ伸ばしはしないことです。

普通は、そのようにして無理のない程度で体を動かしていると、1~2週間で自然に回復
してくることが多いですが、長期間(1カ月以上)経過しても改善が見られないようなと
きは、他の原因も考えられますので医療機関で検査をしてもらいましょう。

ギックリ腰になったときは、腰が痛いのに無理をする必要はありませんが、それを理由に
何もしないのも良いことではありません。無理なく可能な範囲で体を動かしながら回復を
めざすことが推奨されるギックリ腰の対処法なのです。

ギックリ腰は繰り返すと言われていますが、それは腰痛の最大の原因は運動不足にあって、
筋力や骨量の低下による腰椎の変形などが大きくかかわっていると考えられています。な
ので、再発を予防するには筋力をアップしたり、筋肉や靭帯を柔軟にする運動やストレッ
チなどをする必要があります。誰にでもすぐにできるのがウォーキングですが、その際に
足指パッドなどを使用することで体幹バランスも良くなると言われています。

             

再発の予防には、重いものを持つときや、前かがみになる必要があるときは、できるだけ
ひざを曲げることを習慣化することです。また、不必要に急な動作は控えるようにしまし
ょう。


 

 

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