１．口内炎と免疫の関係
口内炎とは口の中や周辺の粘膜に起こる炎症のことですが、アフタ性口内炎やウイルス性
口内炎などさまざまな種類があります。発生する原因がハッキリしていないものも多いで
すが、有力な原因の１つと考えられているのが過労やストレスなどによる免疫の低下です。
口は、食事や人との会話などで外部と接する機会が多いため、ウイルスや細菌が侵入しや
すい場所で、健康なときは特に問題にならないようなウイルスや細菌でも、病気や睡眠不
足、過労、ストレス、栄養不足などで免疫が低下したときに炎症が起きやすくなります。
もちろん、一般的に言われる「風邪を引きやすい」「インフルエンザなどの感染症が治り
にくい」といったことも免疫低下のサインとしてよく知られていますが、口内炎も口元に
現れる免疫低下のサインと覚えておきましょう。
口内炎はいつまでもダラダラ続くものでもありませんが、口の中の痛みや違和感は辛いで
すよね。早く治したいときには、パッチスタイルの口内炎治療薬が効果的ですので使って
みて下さい。
免疫は体の機能の低下によるところが大きいですので、加齢とともにどんどん低下してい
きます。２０歳頃をピークとすれば、４０歳代では約半分、７０歳代では９割も低下する
と言われていますので、年齢を重ねると病気にかかりやすく、治りにくいという状態にな
る訳です。
なので、自分の年齢からおおよその免疫機能の低下率もわかると思いますので、食生活や
不規則な生活習慣を改め、免疫を上げるように努めることが大切です。口内炎の他にも、
免疫機能低下のサインとしては、吹き出物や肌荒れが出やすい、喉や鼻の炎症が起きやす
い、風邪を引きやすいといったこともよく知られていますので、思い当たるところのある
人は、今すぐ生活スタイルを見直してみる必要があるかも知れません。
２．免疫機能の強化方法
体温が１度下がると免疫は３０％下がるとかいう話もありますが、その真偽のほどはとも
かく、体温の高い人ほど病気になりにくいというのは事実ですので、まずは体温の目標を
３６.５度 とすることから始めると良いかも知れません。体温は筋肉と深くかかわってい
ますので、適度な運動をしながら自然に筋肉をつけるようにしましょう。目立って筋肉量
が増えてきたと感じるころには、基礎体温も上がっているはずですので、細かいことにこ
だわらず、とりあえずは日常生活でよく歩くことから始めてみましょう。いきなりハード
な筋トレなどは、むしろ免疫を低下させますので、自然を心掛けましょう。
次に、免疫細胞の約７０％は腸内に存在すると言われていますので、腸内環境を整えるこ
とは大切です。乳製品や発酵食品が良いとされていますが、こちらも乳製品を摂れば良い
という極端なことではなく、ビタミン・ミネラルなどが不足しないように注意しながら、
インスタント食品やファストフードなどのジャンクフードを控えたりして総合的な食生活
の改善を目指すことで腸内環境の改善につなげることです。自炊しない人は難しいかも知
れませんが、そのような人にはせめて納豆だけでも加えていただきたいと思います、嫌い
な人はサプリメントでもかまいませんので、ぜひ摂取するようにして下さい。
そして、睡眠時間や規則正しい生活習慣を定着させることで、ホルモン分泌や代謝が安定
し、体の本来の機能を活性化させることで、結果として体調が良くなり、免疫も上がるこ
とになるのです。
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