高齢者のめまいは歩いて治す?ふらつきの原因は運動不足かも

高齢者のめまいは歩いて治す?ふらつきの原因は運動不足かも

《本ページはプロモーションが含まれています》

   ふらつきは足の老化が原因   

めまいと言うと「グルグル回る」とか「フラフラする」とか、その症状もいろいろですが
高齢者の人に多いのが「ふらつく」というタイプです。めまいの種類で言えば、頭がフラ
フラして船に酔った感じの「浮動性めまい」と目や頭は問題ないものの歩くとフラフラす
るという「平衡障害」のような感じのふらつきです。

よく言われるめまいの原因は「三半規管(内耳)」ですが、実は人が問題なく歩けるのは
それだけではありません。視覚による周囲の景色や動向、足の裏や筋肉、関節などからの
情報である深部感覚(固有知覚)、そして三半規管など内耳による頭の動きや傾きの感知
情報
の3つの感覚によるものなのです。

そして、それらの情報を集めて指示を出す「脳」と、それを受けて体を動かす全身の筋肉
が一体となって作用することで、普通に歩けるということになります。

ところがこれらの歩くための機能は、加齢とともに低下していきます。つまり、めまいも
老化現象の1つということになるのかも知れません。

              

しかし、高齢になればすべての人がめまいを感じるのかと言うと、そういうものでもあり
ませんし、めまいを感じない人は内耳や視覚が衰えないという訳でもありません。

身体の老化のなかでも「めまい」と大きく関係しているのが、姿勢を支える「筋肉」の老
化です。身体がしっかり支えられていなければ、視覚もブレますし、前庭覚にも狂いが生
じてしまい、脳に正しい情報が伝わらなくなってしまいます。逆に、筋肉がしっかりと身
体を支えていれば、視覚や内耳が多少老化していても「めまい」を感じにくいということ
になるのです。

   高齢者のめまいは薬より歩く   

日本人は何かと言えば「薬」に頼る傾向がありますが、高齢者の「めまい」を改善するに
は運動をすることが一番のおすすめです。と言っても特別ハードな運動をする必要もなく
ただ外に出て歩くことで十分なのです。歩くと全身の筋肉が鍛えられるだけではなく、身
体の機能も改善されます。

例えば、内耳の耳石がはがれて起こる良性発作性頭位めまい症は「めまいは耳鼻科」の代
表ですが、景色を見ながら歩くことで頭を動かすことにもなりますので、耳石も外に出て
しまいます。

また、立ちくらみで不安な人も、歩くことで血流が良くなり改善されることが多いです。

             

更に、同じ歩くでもちょっとした器具を使って正しい姿勢で歩けば、歩く姿勢が良くなる
のはもちろん、体幹がぶれにくくなり、筋肉効率もアップするため「めまい」の改善や健
康のために歩こうとする人には、かなりおすすめできるグッズです。

逆に、めまいにNGもあります。それは「安静にして頭を動かさない」ことです。耳石が
三半規管に入った場合でも、外に出ないばかりか、はがれた耳石がどんどん一カ所に集ま
ることでより激しいめまいの原因になったりします。

具体的には「寝転んでテレビやスマホを見る」「ひまがあればパソコンを操作している」
といった習慣は、長時間にわたって頭を固定してしまいます。このような日常の生活習
慣をちょっと変えてみるだけで、高齢者の「めまい」はグンと減ります。

なかには、めまいと同時に耳鳴りや難聴をともなう場合もありますが、急性期(症状の出
はじめ)はともかく、少し落ち着いてきたらできるだけ早めに体を動かす方が回復も早い
と言われています。何事も同じですが、薬は症状のひどいときに限り使用し、あとは体の
機能を回復させることを前提に症状を改善するのが基本なのです。


 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク