更年期障害の3種類の症状と改善に効果的なセルフケア

更年期障害の3種類の症状と改善に効果的なセルフケア

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1.更年期障害の背景

更年期とは、卵巣機能が減退し始めてから消失するまでの期間のことで、一般的には閉経
前後の5年間(合計10年間)のことを言い、個人差はあるものの50歳頃に閉経を迎え
る人が多く、その前後5年間に、のぼせ・ほてり・めまい・倦怠感・不眠などさまざまな
症状が現れるようになります。それらの症状に対して検査をしても特に異常が認められな
い場合、それは更年期症状と言われ、その症状が日常生活に支障をきたすような状態であ
る場合を更年期障害と言います。

更年期障害の主な原因とされているのが女性ホルモン・エストロゲンの減少ですが、これ
は卵巣から分泌されるホルモンであるため、卵巣機能が低下することで分泌量も減少する
ことによるものです。これにより、エストロゲンの血液中の濃度が大きく変動しながら低
下していくため、それを脳が感知して関与することで自律神経が乱れ、他の心理的・身体
的な要因も加わることで更年期障害を引き起こすと考えられています。

             

更年期障害の症状は、大きく分けると3種類あり、のぼせ・ほてり(ホットフラッシュ)
・発汗・動悸・頭痛・肩こり・めまいなどの「血管運動症状」、倦怠感・イライラ・落ち
込み・不眠・食欲低下などの「精神的症状」、腰痛・関節痛・筋肉痛・冷え・しびれ・頻
尿・湿疹などの「身体的症状」に分けられます。

更年期障害そのもので死ぬ人はいないと言われるように、極論すれば10年間がまんすれ
ば良いのが更年期障害ですが、同時期によく起こる病気に甲状腺疾患があります。症状も
更年期障害とよく似ていることから放置されることも少なくありませんが、更年期症状の
他にも「皮膚がかさつく」「首が腫れぼったい」など、更年期症状としてあまり取り上げ
られないような症状が見られるような場合は医師の診断を受ける必要があります。

2.更年期障害の心得

更年期障害の最大の要因は「女性ホルモンの減少」ですが、他にも「本人の性格」や「環
境的なストレス」等も関係していると言われています。

性格面では、まじめで完璧主義な頑張り屋さん、神経質といった表現の当てはまる人で、
環境面では、仕事や対人関係のストレス、子供の独立、親の介護といったストレスが多い
人は更年期の症状も重くなる人が多いと言われています。

更年期を無事に乗り切るための心得としては、まず知っておいて欲しいのは「更年期障害
はホルモンのアンバランスが起きている状態で、症状としては軽いものから日常生活に支
障が出るようなものまで幅広く起きますが、それが原因で死ぬことはない」という大前提
があるということです。逆に言えば、更年期障害を直ちに解消する方法もないということ
になります。

             

いわゆる「不定愁訴」という類の症状には、まずは「生活習慣」を整え「適度な運動」を
習慣化し、「バランスの良い食事」を心がけることです。更年期にあっては、将来的な骨
粗しょう症や認知症予防も兼ねてエクオールがおすすめですし、更年期症状には古くから
治療薬として漢方薬が用いられていますので、症状に合わせて試してみるのも良いかも知
れません。

冷え・疲れやすい人には当帰芍薬散、のぼせ・肩こり・イライラ・不安には加味逍遙散
頭痛・めまい・のぼせには桂枝茯苓丸が良いと言われています。

更年期の過ごし方の基本は、規則正しい生活で自律神経のバランスを整えること、仕事も
家事も従来の70%で良しとする気持ちで、自分を追い込むようなことをしないことです。


 

 

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