急に尿意を催す過活動膀胱の主な原因と改善法

急に尿意を催す過活動膀胱の主な原因と改善法

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1.過活動膀胱とは

尿トラブルでもっともよく知られているのが頻尿ですが、なかでも女性の頻尿の原因にな
っていることが多いのが過活動膀胱と言われています。これは、膀胱の神経が過敏になる
ことで、自分の意思と関係なく膀胱が収縮して尿意を催すという症状です。

            

膀胱の病気というより、神経が過敏になっている状態というところですが、高齢になるほ
どこのような症状による悩みが多くなると言われていますので、ある意味、老化現象の1
つと言えるかも知れませんが、睡眠中や周囲の状況に関係なく、急にトイレに行きたくな
るという困った症状は、できることなら何とかしたいと思いますよね。

過活動膀胱になる原因はと言えば、尿路感染症や脳神経性疾患など、他の疾患にともなっ
て起こる二次性のものと、肥満やストレス、加齢、生活習慣などによって起こる一次性の
ものがあります。

二次性の場合は、まずは原因疾患の治療が優先ですが、一次性の場合に行なう膀胱や骨盤
底筋群の訓練法なども覚えておくと役に立ちます。

過活動膀胱の症状としては、突然尿意が起こりトイレに駆け込む尿意切迫感、トイレに間
に合わず漏らしてしまう尿失禁、排尿回数が多くなる頻尿、就寝中にトイレで何度も目が
覚める夜間頻尿などがあります。

加齢とともに、このような症状を経験する機会が増えてきますが、他の病気が原因でない
場合は、おおむね老化現象とも言えるもので、ある程度は仕方ないものでもありますが、
努力次第では症状を軽減することも可能なります。

2.過活動膀胱の改善

一次性の過活動膀胱は、加齢による膀胱機能の低下、神経過敏が主な原因です。ここに、
肥満や便秘、アルコール摂取、喫煙、運動不足、ストレスなどが関わることで過活動膀胱
になりやすくなります。

自身の現在の生活を考えてみて、該当するようなところがあれば、まずはそこから改善し
ていくようにしましょう。よくわからない人は、とりあえずは食事と運動で適性体重を維
持することから始めます。肥満を自覚している人は、10%の体重減が当面の目標です。

次に、アルコールやカフェイン、炭酸飲料など利尿作用のある飲み物を控え、タバコなど
の刺激物も避けるようにします。喫煙者の女性は尿失禁が2倍多くなるというデータもあ
りますので、尿失禁を治したかったら禁煙しましょう。

水分は、極端に控えると血栓や便秘などの心配もありますので、適度な摂取は必要ですが、
過剰摂取は尿量を増やすことになります。その辺のところを意識して自分に合った水分量
を摂取をするようにしましょう。

           

そして、よく言われる膀胱と骨盤底筋群の訓練です。老化現象と言われる部分ですが、ど
うすることもできないかと言うと、そういうものでもなく、膀胱は排尿計画を立てて、で
きるだけトイレに行く時間を延ばす訓練で広がります。排尿間隔を延長することで、膀胱
の容量も少しずつ増加させていくことができるのです。短時間(15分単位)で始め、最
終的には2~3時間の排尿間隔がとれることを目標にします。

できるだけ、トイレのことを考えないようにして、尿意があってもいったん治まるところ
までガマンしてからトイレに行くように訓練していきましょう。

骨盤低筋群の鍛え方は、腹筋に力が入らないようにして膣や肛門を締めることです。これ
により尿道括約筋の収縮も回復することをめざす訓練です。1回に50回程度、1日に数
回やるようにしてみて下さい。

最後は、漢方薬も有効な方法です。漢方は「気・血・水」の乱れによる不調を改善するこ
とを基本にしており、水を調整する漢方として有名なのが八味地黄丸です。

以上が、一次性の過活動膀胱を改善する方法としてよく知られているところです。何から
でも、できるところから始めてみて下さい。


 

 

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