更年期障害の代表「ホットフラッシュ」とは?

更年期障害の代表「ホットフラッシュ」とは?

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ホットフラッシュとは

女性は、更年期に入ると急に顔が熱くなったり、汗がとまらなくなったり、上半身に「の
ぼせ」「ほてり」「発汗」などが起こることがあります。これが更年期障害の代表的な症
状である「ホットフラッシュ」です。

上半身だけ暑くなってのぼせますが、冬の寒いときでも頭や顔に大汗をかいてとまらなく
なったりするので、更年期障害の1つと言ってしまえばそれまでですが、当人にはかなり
辛い症状になります。

更年期症状の原因は、女性ホルモンの急激な減少によるホルモンバランスの崩れによるも
のですが、ホットフラッシュの原因もやはり同じです。

           

と言ってもなぜそうなるのかわかりませんよね。(笑)女性ホルモン自体は卵巣から分泌
されるものですが、その卵巣に指示を出しているのが脳の視床下部と下垂体なのです。

更年期というのは、卵巣機能の低下によりホルモンの分泌がされなくなる状態で、脳の指
示に応えることができなくなったことを意味していますが、指示通りに働いてくれなくな
ったことに脳が混乱してしまいます、この混乱が同じ視床下部にある自律神経も乱してし
まうことになります。

自律神経は、血管や血圧、心拍、発汗、体温などをコントロールをしているため、血管や
体温、発汗などをうまく調整できなくなってしまうことで起こる症状がホットフラッシュ
ということなのです。

ホットフラッシュは閉経前から、女性の過半数が経験すると言われていますが、日常生活
に支障をきたすほど重症になるのはそのうちの約1割とも言われています。

症状は、顔面のほてりや発汗だけの場合もありますが、一般的には「数分間ほてりと発汗、
脈拍の増加」を自覚し、そのほてりや発汗は「顔面から頭部・胸部へと広がる」ようです。

ただ、女性ホルモン(エストロゲン)の減少は「血圧」にも影響しますので、ホットフラ
ッシュに動悸、息切れ、頭重、手足のしびれなどの症状もある場合は、高血圧症状も注意
しておく必要がありますし、イライラや体重減少などがある場合は、甲状腺機能の異常も
疑ってみる必要があります。

それ以外にも、女性ホルモンは皮膚や筋肉、関節、骨などでも働いていますので、更年期
以降の女性の体にはさまざまな不調が起こりやすくなりますので、総合的な対策を考えて
おく必要があります。

更年期症状の対策とは

更年期症状の原因が女性ホルモンの減少ということなので、まず誰でも考えるのがホルモ
ンの補填ということで、それはおおむね間違いではありません。

ただ、ホットフラッシュのような症状は、あまり難しく考えないで、症状が出始めたら涼
しい場所に移動し、ゆっくり深呼吸したり、ウエットティッシュなどで首筋を冷やすこと
で症状をやわらげることも可能です。リラックスすることが大切で、慌てないことです。

           

更年期症状は、いずれの場合も重症になれば医療機関でHRT(ホルモン補充療法)を受
けることになりますが、それほどでもない場合は漢方薬やサプリメントなどでも必要な成
分は十分補填てきますので、更年期は誰にでも訪れることがわかっているのですから、早
目に対策をしておくことが、更年期障害を無事に乗り切る最善策ということなのです。



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