男性にもある更年期の主な症状とその対策

男性にもある更年期の主な症状とその対策

《本ページはプロモーションが含まれています》

1.男性の更年期の原因と症状

女性の更年期は誰もが知るところですが、実は男性にも更年期があります。ただ、女性の
更年期は、閉経前後の10年と言われているように、長期間ではありますが期間限定の体
調変化であるのに対し、男性の更年期障害は男性ホルモンの減少に伴う病気という位置づ
けで、40代以降から目立ちはじめますが、70代から発症することもあります。

女性のように、ほぼ同じ年齢で、よく似た症状が現れる障害と違って、発症年齢もまちま
ちで、男性の更年期そのものが認知されていないことから、症状も「ちょっと体調が悪い」
「年のせい」という思いで過ごしている人が多いのです。

             

症状としては、女性の更年期とよく似たものが多く、ほてり、多汗、頭痛、頻尿、不眠、
めまい、耳鳴り、肥満などが主なものですが、男性更年期特有の症状として、性欲の減退
や筋力の低下、筋肉痛などがあります。

精神面でも、無気力感、イライラ感、疲労感、不安感、もやもや感、うつ症状などがよく
見かけられる症状ですが、これらの身体的・精神的な不調のことをLOH症候群(加齢男
性性腺機能低下症候群)と言います。

男性更年期の原因も女性と同じように、男性ホルモン(テストステロン)の減少によるも
のですが、テストステロンとは「男性らしい身体の形成」「やる気や判断力の高揚」とい
ったことと深く関係していて、それが低下することで徐々に「がんばり」のきかない状態
になっていくのです。

テストステロンの分泌は20代がピークで、その後は少しずつ減少していくものではある
のですが、精神的なストレスを受けやすい状態にある人は、そのスピードが速くなると言
われています。それは、ストレスを受けることで自律神経が緊張状態になり、生命維持に
必要な体内物質を優先的に作ろうとすることで、生命維持に直接関係しないテストステロ
ンの分泌量が自然に減少してしまうからです。

2.男性の更年期を改善する方法

女性の更年期と同じく、男性の更年期も、まずは男性ホルモン(テストステロン)を増や
すことが症状改善の優先課題になります。テストステロンの分泌を促すには、血行促進と
ストレス解消を念頭に、食事・運動・睡眠などの生活習慣を見直すことから始めます。

食生活で、特に注意すべきところは、脂肪分を控え、腹八分目を心掛けることです。ウォ
ーキングなどの軽い運動との相乗効果で、血流の改善の促進につながります。さらに、運
動と十分な睡眠の効果でストレスの軽減につなげます。

             

このように、テストステロンの分泌を促進する条件を整えながら、一方では、絶対的に不
足している男性ホルモンを補充することも必要です。テストステロンそのものをサプリメ
ントなどで探すと難しいですが、ボディビルダーなどが活用するサプリメントは、テスト
ステロンを理想の形で補うためのブースターとして販売されています。

物理的な方法としては、このようなことをどれだけ真面目に取り組むかというところです
が、もう1つ大切なことがあります。それは、仕事や趣味、家族との関係でも充実した生
活を送ることです。自分らしく充実感に満たされている人は、男性更年期障害を発症しに
くいとも言われています。

たまに男性更年期障害を「うつ病」と診断される人もいますが、症状も原因もよく似てい
るため、可能性は否定できません。しかし、いくら抗うつ薬を飲んでも症状が改善しない
ようなときは、ちょっと方向を変えて男性更年期障害を考えてみることで、意外な結果が
出るかも知れません。

ただし、前立腺がんなど、男性特有の病気を患っている場合は、男性ホルモンの補充が症
状を悪化させることもありますので、主治医とよく相談するようにして下さい。


 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク