ハウスダストが原因の症状と予防・改善法

ハウスダストが原因の症状と予防・改善法

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1.ハウスダストが原因の症状

室内に存在するダニやホコリなど、1ミリ以下の目に見えにくいものをハウスダストと言
いますが、非常に小さいため空中に舞い上がりやすく、それを吸い込むと、クシャミや鼻
水を誘発することになります。

           

つまり、ハウスダストが体内に侵入しようとしたときに、それらを追い出そうとする私た
ちの体に備わっている免疫反応による症状です。よく知られている症状に、くしゃみ、鼻
水、鼻づまり、目のかゆみや充血、皮膚のかゆみや炎症、せき、喘息などがあります。

ハウスダストの主なものは、ダニの糞や死骸、カビ、細菌、花粉、繊維くず、人間の皮膚
片、ペットの毛などですが、いずれも非常に小さく軽いため、空気中に舞い上がりやすく、
普通に生活しているだけでも吸い込んでしまうことになります。

その結果、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息など
のさまざまな疾患を引き起こす原因にもなります。

ハウスダストによる症状は、風邪ともよく似ていますが、いわゆるモーニングアタックと
言われるように、朝起きたときに、くしゃみや鼻水が止まらないような状態になることが
多いようです。寝ている間に床に落ちて溜まっていたハウスダストが、人間の活動と同時
に再び空中に舞い上がり、それを吸い込んだために起こる症状です。

特に、ダニやカビなどに対するアレルギーがあると、少し吸い込んだだけでも、激しい症
状が出ることになります。

2.日常生活でできる予防と対策

ハウスダストを完全に無くすることはできませんが、その被害を最小限に抑えることは自
身の努力でも可能です。その方法は、当たり前のことですが、できるだけ室内を清潔にす
ることです。

まず、アレルギー症状を引き起こす中心は、ダニやカビですが、いずれも高温(20~3
0度)、多湿(60~80%)を好む傾向にありますので、できるだけこのような環境を
作らないことが大切です。

と言っても、なかなか難しいですが、特に気をつけておきたいとろこがあります。ダニが
好む条件を満たしているのが、布団やじゅうたんですので、そこはしっかり押さえておき
たいところです。

カビは、炊事場、風呂場、エアコン内部など、湿気と温度が揃う場所に多く発生しますの
で、こまめに掃除をすることです。

一般的にハウスダスト(ホコリ)が集まりやすいのが、家具の上、家具の隙間、床のすみ
といった、日頃はあまり意識していないところに集まりやすい傾向があります。洗面所や
廊下など比較的暗い場所や、照明器具のカバー、天井、観葉植物の葉といったところも、
定期的にチェックしておく必要があります。

             

掃除をするときによくする間違いは、いきなり掃除機をかけたり、窓を開けたり、エアコ
ンをつけたりすることです。これらの行為は、一瞬でハウスダストを空中に舞い上がらせ
てしまいますので、ハウスダストを取り除くという目的ではほとんど意味がありません。

空気の落ち着いているときに、床クリーナーやモップを使って、静かに拭き取り、その後
に掃除機を使って静かに、しっかり吸い取るような掃除方法に変えましょう。

余裕があるなら、空気清浄機を使うというのも1つの方法ですし、アレルギー体質なら、
漢方薬などで体質の改善も合わせて行なうと、かなり症状は改善されるようです。

まずは、掃除の方法を変えてみることから始めてみましょう。


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