１．肌ダメージの蓄積とは？
毎日ケアしているのに、肌がカサつく、化粧ののりが悪い、肌にハ
リがなく、小ジワやたるみが気になるということはありませんか？
それは、肌にダメージが蓄積しているサインかも知れません。
単に年齢による「乾燥肌」「敏感肌」とあきらめないで、若々しい
潤った肌を保つ工夫をしてみましょう。
そもそも年齢肌による感想肌や敏感肌の原因は「セラミド」の減少
に起因することが多く、年を重ねるごとに減少していくためです。
なので、減少したセラミドを補うのは難しいですが、とてもよく似
た酵母を利用して人工的に生成された「ヒト型セラミド」を使うこ
とで本来のセラミドと同様の働きが可能になるのです。
つまり、もともと体内にあるセラミドと同じ構成のセラミドなので、
他のセラミドと比べて、肌への浸透力、保湿力、刺激性で優れてい
て、敏感肌の人にも安心して使えるというメリットがあります。
２．ヒト型セラミドにもいろいろ
セラミドの中でも、保湿力や低刺激でおすすめなのがヒト型セラミ
ドであることがわかりましたが、それは動物の脳や脊髄から抽出さ
れる天然型セラミドや石油から合成される疑似セラミドとの比較で、
ヒト型セラミドなら何でも同じかと言えば、少し違っていて、同じ
ヒト型セラミドにもタイプ別に７種類あるのです。
セラミド１は、水分保持と外的刺激から肌を守るタイプ。
セラミド２は、水分バランスを保つタイプ。
セラミド３は、水分を保持し、シワを目立たなくするタイプ。
セラミド４と５は、バリア機能にかかわるタイプ。
セラミド６は、新陳代謝を促進するタイプ。
セラミド７は、皮膚の常在菌のバランスを調整するタイプ。
というのがタイプ別にセラミドを分けた主な役割です。
では、実際はどれを使うのが最も適しているのかということですが、
加齢により減少したセラミドの役割としてふさわしいのがタイプの
１～３というところになります。
しかし、言うのは簡単ですが、なぜエイジングケアに必要なヒト型
セラミド化粧品が少ないのかというと、ヒト型セラミドは水に溶け
ないし、油にもアルコールにも同化しない性質のため。製品化する
には多くの問題があったのです。
そこで、比較的簡単に製品化できる合成セラミドなどが出回ること
になった訳ですが、石油では、やはりラメラ構造を修復することに
無理があり、あまり効果的ではなかったのですが、一部の製薬会社
などでは、最新の技術を駆使して、ナノ化されたヒト型セラミドを
採用することで、肌に浸透しやすく、角質層のバリア機能を回復さ
せることに成功した結果、とうとう製品化されることになります。
肌の保水力とバリア機能の強化で「もっちり」「ふっくら肌」を目
ざす人に最適な化粧品の完成です。
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