眼精疲労にアスタキサンチン
機能性表示食品制度が始まって以来、眼精疲労に効く成分として「アントシア
ニン」「ルテイン」などがサプリメントとして脚光を浴びていますが、それと
は別に眼科医が注目している成分が「アスタキサンチン」だというのです。
アスタキサンチンとは、エビやカニ、イクラなどの魚介類に含まれる赤い色素
で、非常に強い抗酸化力で知られていて、ビタミンＥの１０００倍、ビタミン
Ｃの６０００倍とも言われる抗酸化力に着目して、早くから化粧品や美容サプ
リメントの主成分として使われてきました。
そのような抗酸化力にすぐれたアスタキサンチンが眼精疲労の何に作用するの
かとても興味のあるところですよね。
それは、抗酸化作用により目の新陳代謝を活発にし、血流を促すことで、目の
疲労が減少し、結果ピント機能もスムーズに働かせる作用があるというんです。
つまり、目のピントを合わせる毛様体筋に作用するため、パソコンで細かい作
業をする人はもちろん、老眼で目が疲れやすいといった症状にも対応します。
少しの休息では回復しない目の疲れや、眼精疲労に起因する肩こりや頭痛とい
った症状も軽減されるということなんですね。
また、目も日焼けをするってご存知でしたか？目も紫外線に当たるとダメージ
を受けるのですが、肌の紫外線対策を行う人は多いですが、目の紫外線対策を
している人は少ないですよね。電気性眼炎（紫外線角膜障害）と言って、炎天
下に長時間外出したときなど目が充血したり、痛みが生じる症状が紫外線によ
るダメージを受けた状態で、あまり知られていませんが白内障の発症などにも
少なからず関係しているのです。
更に、網膜剥離やブドウ膜炎などが原因で起こると言われている「飛蚊症」も
どちらかというと加齢にともなう目の老化であることが多く、その原因を作る
活性酸素にもアスタキサンチンの強い抗酸化力が効果的であるため飛蚊症の予
防にも役に立つと言われています。
アスタキサンチンの摂取方法
アスタキサンチンが目の老化に有効な成分であることは分かりましたが、では
どのくらいの量を摂取すれば目に良い効果が期待できるのでしょう？
まず知っておかなければならないことは、この種の成分は飲んですぐ効果を実
感できるというものではありません。最低でも数カ月は続けてみるつもりでな
ければ、初めからやめておくべきです。
そして、アスタキサンチンは、エビ、カニ、イクラなどに多く含まれています
が、あまり日常の食生活に頻繁に登場するものでもありませんので、実際に効
果が期待できるとされる１日６mgという量だけでも難しいかも知れません。
なので、アスタキサンチンの摂取にはサプリメントがおすすめということにな
ります。最近はいろんな方面でアスタキサンチンの効果が認められていますの
で、サプリメントもそれほど苦労することなく見つけられますが、逆に品質の
良いものを選ぶ必要があります。
サプリメントでアスタキサンチンを摂取することは、お肌のケアにも役立ちま
すが、それも含め「目のピントケア」に重点を置いた「ピント・モイスト」と
いう機能性表示食品をおすすめしたいと思います。
基本は朝飲んでおくことです。それはアスタキサンチンは目を疲れにくくする
のではなく「疲れからの回復」を早めるものなので「目が疲れる前に飲んでお
く」ことが、疲れてから飲むよりはるかに効率的ということです。
目を使わない人はいないと思いますが、女性の皆さんはそれ以外にもアスタキ
サンチンの抗酸化作用によるメリットが多いに期待できますので、飲んで損の
ないサプリメントということになります。
