血行不良と爪の関係
ふと気が付くと、爪がペラペラで弱くなっているという経験をした人は多いと思います。
爪が弱くなる原因はさまざまですが、女性の場合は血行不良が原因になっていることが多
いと言われています。
特に、手足が冷えやすいタイプの人にその傾向が強く、まずはそこを改善しなければ、い
くら爪を丈夫にする栄養を摂取しても、指先まで血液が行き届かない状態では効果を期待
することはできません。
とは言っても、これまでも同じ生活状態で、爪の状態も特に悪くなかった人は、少し疑問
に思われるかも知れませんが、爪と血流の関係は、肌荒れや疲労と血流の関係と同じで、
ちょっとしたケアを施すことで改善されるものでもあるのです。
本来、指先は動かすことの多い部位なので、筋肉を動かすことが多く、爪に影響が出るほ
ど血流が悪くなることもないのですが、パソコンやスマホの普及で、動かすことの少ない
指も増えていたりして、指先に血行不良が起きているケースも目立ちます。
なので、爪を強くするためには、冷え性改善という大がかりなことでなくても良いのです。
指先の爪の生え際を、反対の手の親指と人差し指でつまむような感じで、すこし強めに圧
をかけるようなマッサージ、少し長めの入浴、ストレッチなどの軽い運動、といった、ち
ょっとしたところに気をつけることでも改善されることが多いのです。もちろん、冷え性
改善により全身の血流が良くなるに越したことはありませんが。
ただ、ある程度の年齢になると、毛細血管が減ってゴースト血管化による血流の悪化も考
えられますので、その場合は、まずは毛細血管の回復に取り組むことです。
ゴースト血管の回復
血流の改善と言うと、大動脈や大静脈を想像する人が多いですが、実は、血流で大切なの
は、血管全体の９０％を占めると言われる毛細血管のことなのです。毛細血管というのは、
皮膚の上から見える血管より遥かに細い、体中に張り巡らされている血管のことです。
この血管が、加齢や生活習慣によって衰えていくと、消えて無くなってしまうのです。こ
れが血管のゴースト化で、中年以降に増えてくるとされています。ゴースト血管が増える
と、体の隅々まで栄養や熱が届かなくなったり、老廃物の排除がうまくできなくなります
ので、いわゆる老化現象と言われるさまざまな症状が出てくることになります。
ただ、このゴースト血管は、復活させることも可能ですので、爪に限らず、血行不良気味
の人は、とりあえずはここから始めてみることです。
その方法は、手足の先から、心臓に向かって全身をやさしくさするようにします。入浴時
に行なうのがおすすめですが、強く力を加えないように注意して下さい。
そして、前述の爪マッサージ、ストレッチなど、いわゆる忘れ去られているような部位の
血流を促進するような軽い運動を続けることで、いったん消えてしまった血管が復活する
ことになります。特別なことをする訳ではありませんが、毎日続けることが大切ですので、
仕事の合間に爪マッサージといったことを習慣化するようにしましょう。
また、ある程度の年齢からは、健康な血管を作るための成分を補給することもおすすめし
ます。最近は、細胞を強化するTie2（タイツー）という分子を活性化させるヒハツがとり
あげられることが多くなりましたが、効果を引き出すための飲み方が、ともすれば継続を
妨げる要因になったりもしますので、私は昔から神の草と称され、血管や血流にすぐれた
効能があり、老化予防効果でも知られている「ヒュウガトウキ」をおすすめしたいと思い
ます。
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