１．糖尿病は生活習慣病
生活習慣病（糖尿病、脂質異常症、高血圧症など）と呼ばれる病気の原因は、生活習慣に
あって、その治療法も生活習慣を改めることが基本になります。つまり、糖尿病（生活習
慣病）を発症する前に生活習慣を改めていけば、糖尿病は未然に防ぐことも可能ですし、
発病後の重症化、合併症リスクを少なくすることも可能になります。
生活習慣病対策を始める年齢は４０歳頃が理想ですが、例え、もっと高齢になってからで
も、糖尿病になってしまってからでも、生活習慣を改めることで、症状の悪化は防げます。
糖尿病予防としての生活習慣の改善は、現在の生活を少し変える程度で、ずっと継続して
いけるところから改めるべきで、いきなり極端な目標を掲げるような方法では長続きしま
せん。
具体的にはどのようなことをするのかと言えば、糖尿病をはじめ生活習慣病というものは、
肥満と大きく関係しています。そこで、まずは入浴前とか朝起きたときとか、だいたい決
まった時間に体重を測る習慣をつけることです。
これだけでも、食事の量を減らそうとか、少し歩いてみよう、といった気持ちになれば
十分に意味のあることなのです。
次に、食事のときは、野菜など食物繊維が多く含まれているものから食べるようにしまし
ょう。特別に野菜サラダなどを食べるということではなく、食物繊維を含む食べ物から食
べ始めるということです。
そんな簡単なことで良いのかと思われた人は、かなり見込みがありますが、それでも毎日
継続することは難しいですので、まずはこのような簡単なことでも継続する習慣をつける
ことが、生活習慣病予防の第一歩なのです。
２．糖尿病の予防と改善
糖尿病は一度発症してしまうと一生治らない病気と言われていますが、それはある程度は
仕方ないことでもあるのです。体の機能の低下や運動量の低下、基礎代謝量の低下など、
エネルギー消費量が減る状態になっても、意外に落ちないのが食事量なのです。すると、
血液中のブドウ糖（エネルギー源）も過剰気味になります。ホルモン分泌機能が正常なら
ば、インスリンの働きで血糖値も一定の水準に保たれることになりますが、加齢によりそ
の機能も低下することで十分に機能せず、糖尿病と呼ばれる状態になります。
そこで、食べる量を減らすということが急務になるのですが、そうなる前に、毎日体重を
測り、食事調整や運動を習慣化しておくことが必要になるのです。
また、糖質のかたまりのような、菓子パンや惣菜パン、甘い飲み物などは控え、できるだ
け、和食や緑茶といった、和風の食生活に変えていくことが大切です。
喫煙習慣のある人は、できるだけ禁煙をすることをおすすめします。喫煙は生活習慣病に
限らず、人体のあらゆる機能に良い効果は期待できません。
すでに、糖尿病と診断された人も、ここまで述べてきた予防法を、より徹底することです
が、食事のときに、糖の吸収を少なくする働きのあるサラシア茶を飲むことで、血糖値の
急上昇はかなり抑えられますし、インスリン抵抗性を改善するための漢方薬的な糖解錠を
飲むのもおすすめです。
しかし、何と言っても、糖尿病を悪化させない一番の方法は、腹八分目と適度な運動です
ので、ここを無視していくら薬を飲んでもあまり効果は期待できません。
特に、日本人の大好きな、麺類やご飯、菓子パンの類は、意識して控える必要があります。
結論として、糖尿病の予防・改善方法は、腹八分目の食事、適度な運動、菓子類・清涼飲
料水を控える、どうしても食べ過ぎる傾向にある人は、サラシア茶や糖解錠の活用も考え
てみることです。
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