原因不明のチクチク痛む症状、神経痛の対処法

原因不明のチクチク痛む症状、神経痛の対処法

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1.神経痛とは末梢神経に生じる痛み

神経痛という言葉は一般的にとてもよく知られていますが、実は神経痛とは病名ではなく
症状名です。つまり、痛みの原因になる病気が他にあるということです。

神経とは、体内の情報伝達組織のことで、中枢神経と末梢神経があります。中枢神経とは
脳とその下に続き背骨の中を走る脊髄のことで、そこから全身に網の目のように張り巡ら
されたものが末梢神経で、臓器の働きを調整する自律神経、筋肉を動かす運動神経、痛み
や感触を伝える感覚神経(知覚神経)のことを言います。中枢神経と末梢神経は、相互に
情報を送ったり、受け取ったりすることで、支障なく生活ができているのです。

             

神経痛とは、感覚神経が何らかの刺激を受けて中枢神経に伝えられることで、痛い・しび
れるといった症状が末梢神経の経路に沿って現れたものの総称です。

では、その原因とは何かというと、腰椎椎間板ヘルニアなどのようにはっきりと神経を圧
迫する原因がわかっている(症候性神経痛)ものと、原因不明で起こる(突発性神経痛)
があり、一般的に神経痛と呼ばれている症状は後者であることが多いのです。

尻からふくらはぎにかけて痛みが走る坐骨神経痛、背中から胸にかけて痛みが走る肋間神
経痛、顔面に痛みが走る三叉神経痛などは、痛みが起こる場所によってつけられた症候性
の神経痛の名前です。他にも帯状疱疹の後に痛みが出る場合は帯状疱疹後神経痛と呼ばれ
ています。

原因不明の神経痛を訴える人が多くなるのは季節の変わり目と言われています。これは特
に神経痛に限らず、繰り返す気圧や気温の変化で体にかかる圧力も一定せず、血管も膨張
・収縮を繰り返すことで神経が刺激を受けやすくなりますし、自律神経も乱れやすくなる
ことで体調不良を訴える人が多くなり、体のバランスが崩れることなども関係しています。

2.神経痛が起きたときの対処と予防

神経痛は動くと痛みが増す傾向にありますので、どのタイプの神経痛であっても、痛いと
きには無理をせず安静にして痛みが和らぐのを待ちましょう。また、いわゆるピリピリ・
チクチクといった不快な症状ではあっても、それほど急を要するような痛みでない場合は、
OTC医薬品でも対処できますので、一般的に鎮痛剤と呼ばれる種類のものを利用してみ
ましょう。

ただ、神経痛は再発を繰り返すことが多いため、回復しても予防する気持ちがなければ、
近い将来に再び同じような痛みにおそわれることになります。

坐骨神経痛など、原因疾患のハッキリしている場合は、まずは腰椎椎間板ヘルニアなどの
腰痛の予防をすることです。原因不明とされている場合は少し難しいかも知れませんが、
神経痛に共通して言えることは「姿勢の悪さ」です。なので、原因疾患のあるなしにかか
わらず、つねに姿勢に気をつけるようにしましょう。

           

そして、病気になる人の共通点は、食事・運動・睡眠・ストレスと言われています。つま
り、生活習慣全般を見直してみるということになります。

さらに、神経痛を悪化させるのは「体の冷え」と言われていますので、食事内容も睡眠方
法も体を冷やさないことに留意してください。冬の寒さ対策はもちろんですが、夏の冷房
は神経痛に深く関係するとも言われていますので、体を冷やさないように十分な対策をす
る必要があります。特に高齢者の場合は気温差・気圧差への適応能力が低下するため、神
経痛の予防には十分な対策をする必要があります。


 

 

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