オメガ3系脂肪酸DHA・EPAがよく分からないという人へ

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   オメガ3とオメガ6系脂肪酸   

この種の脂肪酸の解説では、炭素が複数連なった図が出てきて、初めて見るような言葉が
ずらずら出てきます。普通はそこでアウトという人が多いのではないかと思います。

そこで、そのようなものを最低限に抑えて説明してみたいと思います。

オメガ3やオメガ6と言われる脂肪酸の由来は何かと言うと、脂肪酸とは「炭素」が複数
(普通は18個)連なった鎖状をしていて、それぞれが水素や酸素などの別の元素とくっ
つくことで形成されています。しかし、ときどき炭素同士がくっつくことがあり、これを
「二重結合」と言います。この結合が鎖の末端(n末端)から3つ目で起きている脂肪酸
のことをオメガ3系脂肪酸(n‐3系脂肪酸)と言うのです。 同様に末端から6番目に二
重結合が起きている脂肪酸がオメガ6(n-6脂肪酸)です。 下図で、一番目の炭素が3
つの水素と結びついている「CH3」をオメガ位(ω位)と言い、 そこからスタートして、
最初に二重結合している炭素の番号で表したものを「オメガ(番号)系脂肪酸」と呼んで
いるのです。

       

要するに、炭素の鎖の末端から何番目で炭素の二重結合があるかというだけのことです。
ここは、こだわれば専門的な話になって、途中で方向転換が難しくなりますので、栄養学
的にはこの程度で良いのかなと思います。

そして、オメガ3系脂肪酸で有名なのが「α‐リノレン酸」「ドコサヘキサエン酸(DH
A)」「エイコサペンタエン酸(EPA)」で、何となく体に良さそうというイメージで
すよね。血液サラサラなんて言葉が有名ですが、実際、オメガ3系脂肪酸はアレルギー症
状の改善、動脈硬化や脂質異常症の予防等に効果があることが知られています。

では、オメガ6系脂肪酸はどうなのかと言うと、その代表は「リノール酸」ですが、実は
このオメガ6系は私たちの体内で合成されない必須脂肪酸なのです。それで少し前までは
積極的に摂取するのが良いとされていたのですが、現在はオメガ3系脂肪酸を増やし、オ
メガ6系脂肪酸を減らす方が健康効果が高いと言われているのです。

とは言っても、オメガ6系脂肪酸が体に悪いというのではなく、どちらも必要なのですが
そのバランスが大切ということで、スナック菓子やケーキなどを通して知らないうちに大
量摂取しているオメガ6系に対して、青魚やシソ油、エゴマ油などに多く含まれるオメガ
3系は値段もさることながら、熱に弱いためドレッシングや青魚のさしみなど摂取方法も
限定されるのです。

   オメガ3系脂肪酸が必要な理由   

まずは、オメガ3系の脂肪酸は日常の摂取量が理想量にまったく届いていないし、体内で
合成されないものなので、自分で意識して摂取する必要があります。一方のオメガ6系は
不足すれば皮膚トラブルや肝臓、腎臓に支障が出ると言われていますが、現在の食生活で
は常に過剰摂取傾向にあり、意識して減らした方が良いほどです。

では、オメガ3とオメガ6をどれぐらいのバランスで摂取すればいいのかと言うと、黄金
比率とされているのが「オメガ3:オメガ6=1:4」です。

       

オメガ3系の特徴は「血液サラサラ」、オメガ6系の特徴は「血液ドロドロ」といったと
ころでしょうか?この辺までくると、どこかのCMで流れる意味もよく解ってきますね。

そこで、今日から頑張るとばかりに奮発してエゴマ油などの大瓶を買おうとする人もいる
かと思いますが、冷蔵庫に保管しても1か月程度で酸化されてしまいますし、熱を使わな
い調理方法となると、かなり使用量も制限されてしまいます。

余談ですが、ときどき話題になるオリーブオイルなどのオメガ9系脂肪酸ですが、こちら
は「熱に強く」「酸化されにくく」「体内で合成できる」という特性がありますので、特
に必要摂取量とか規定されていません。なので、敢えて神経質になる必要もありませんが、
アメリカでは1日スプーン1杯のオリーブオイルで大人でも十分という情報もありますの
で、どうしても気になる人は参考にして下さい。

話はもどって、オメガ3系脂肪酸は、諸々の条件を考えて、必要ならやはりサプリメント
などで摂取するのが最も効果的な方法なのかなと思います。ご参考までに、私のおすすめ
は「青魚博士」というサプリです。

高血圧や動脈硬化が心配な人は「スッキリモニター」を試してみることをおすすめします。



 

 

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