１．精神疲労は脳の疲れ
私たちが感じる疲れには、肉体的なものと精神的なものがあります。肉体的な疲れは、子
供のころから何度も経験しているため、その解消方法も知っていますが、精神的な疲れは
ある程度の年齢に達してから経験することが多く、その解消方法を知らないまま過ごして
いる人が多いと言われています。
肉体疲労と精神疲労の大きな違いは、肉体疲労がたまると眠くなりますが、精神疲労がた
まると、脳が覚醒して眠れないということです。そして、肉体的な疲れは、子供のころか
ら、遊び疲れたら眠るという経験を通して解消法を習得していますが、精神的な疲れにつ
いては、その原因も解消法も知らないままの人が多いのです。
肉体的な疲労より、精神的な疲労の方が多いと言われる現代社会では、単純に第一次産業
や第二次産業に従事する人が減ったとか、メンタルが弱くなったといった問題ではなく、
パソコンなどのＩＴ機器を使用しての仕事や対人関係など、脳を酷使することが多くなっ
たことが大きな原因と言われています。
つまり、昔の農作業などによる疲れの多くは、全身（五感）を使って仕事をした結果、全
身が疲れている状態ですが、現代社会での仕事は、パソコン画面を見て、視覚と脳だけで
処理することが多いため、脳だけが異常に疲れてしまっている状態です。
さらに、通信機器の発達で、職場にいなくても、休日でも、深夜でも連絡を取ることが可
能になり、世界を相手にするような仕事では、時差の関係もあって、それこそ２４時間休
みなしで脳が働いている状態の人も少なくありません。
このような脳のオーバーワークによる疲労を、精神的な疲労と言うのです。
２．精神疲労の解消方法
精神疲労は脳の疲れであることが解っても、その解消方法をほとんどの人が経験してこな
かったところに問題があります。特に、比較的新しい傾向である女性の社会進出は、仕事
で力を使い果たし、帰宅しても家事や子育てといった環境にある人なら、その方法を知っ
ていたとしても、なかなか休めることができない実情があります。
では、精神疲労はどうして解消すれば良いのかということですが、答えは「いかに脳を休
ませるか」ということです。その方法はいくつかありますので、自分に合った方法を取り
いれてみて下さい。
もし、環境が許すなら、自分を取り巻くすべてから離れてみることです。心に余裕が生ま
れれば、自分の悩みを客観的に見ることができるようになり、脳の疲労も解消されるよう
になります。
そこまでは無理という場合は、１日だけでもいいので、何もしない日を作りましょう。普
段から頑張っている人ほど、何もしないで過ごすことは難しいと思いますが、あえて何も
しないことで、頭の中までしっかりと休ませるのです。
それも難しいという場合は、自分の好きなことを集中してできる時間を作りましょう。自
分のために時間を過ごすことで、生活に潤いが出て、脳も休まります。
どうしても仕事から離れられない人は、仕事は７割の力で行なう、デジタル機器の使用を
自主的に控える、睡眠時間を大切にすることなど、できることから始めてみましょう。
睡眠はストレス解消や脳のリフレッシュには最適の方法ですので、ここには少しぐらい投
資しても良いと思える人には、私も使っているアロマサプリをおすすめしたいと思います。
これまでのアロマ療法といったタイプのものとはかなり違います。興味があればぜひ試し
てみて下さい。イチオシです。
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