心身症の原因と代表的な病気の基本的な改善方法

心身症の原因と代表的な病気の基本的な改善方法

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1.心身症の原因と代表的な病気

心理社会的ストレス(ストレス)が原因となって、器質的・機能的な異常が「体に現れる
病気」のことを心身症と言います。同じく心理社会的ストレスが原因で起きる神経症であ
るうつ病などの「精神疾患」とは別です。

心身症とされる病気の代表的なものには、過敏性腸症候群・機能性ディスペプシア・本態
性高血圧症・疼痛性障害などがあります。

日常生活上で、仕事や対人関係などのストレスにさらされると、自分の身を守るために自
律神経や副腎皮質ホルモンなどの働きが活発になり、心身にさまざまな反応(ストレス反
応)が起こります。本来なら、ストレスに対する一時的な緊急処置的な働きとして起こる
ことなのですが、そのような状態が長期間にわたるとストレス障害となって、障害や病気
という形で現れてきます。心身症とは、そのようなストレス障害が体に現れた病気という
ことなのです。

心身症を発症しやすい人の特徴としては、失感情症(アレキシサイミア)と呼ばれる性格
的な特性があります。これは、自身の感情に気付くことや、感情を表現することが苦手な
人が持つ性格的な特徴で、心身症を発症する人に多く見られる特徴の1つとされています。

つまり、心身症を発症する人の多くは、自分がストレスを感じていることに気付いていな
いことが多く、治療の開始時期や回復の見極めが難しいことも問題なのです。

2.代表的な心身症の病気の対処

心身症に分類される病気は多岐にわたりますが、その代表的な病気と症状についてです。

「過敏性腸症候群」という病気は、大腸に特に病変がないのに、腹痛・腹部不快感・便秘
・下痢を繰り返します。「機能性ディスペプシア」は、消化器管に異常が認められないの
に、慢性的に胃痛や胃もたれが現れます。「本態性高血圧症」は、血圧が高くなる原因が
見つからないタイプの高血圧で、普通に高血圧症とされるほとんどはこのタイプです。「
疼痛性障害」は、痛みを引き起こす明らかな原因が認められないのに、部分的(または複
数の部位)に痛みを感じる病気です。他にも緊張性頭痛や片頭痛、アトピー性皮膚炎なん
かも心身症として分類されることもあります。

このように、症状は身体のさまざまな場所に出ますが、その原因は「こころ」にあります。
なので、根本的な治療としては「こころの治療」になりますが、そこだけにフォーカスし
ていては患者さんの症状が改善されるまでには時間がかかります。そこで、一般的には症
状に合わせた「対症療法」と「こころの治療」をバランスよく行う必要があります。対症
療法については、それぞれの症状に応じた市販薬などでも可能ですし、症状がよくわから
ない場合は心療内科・内科を受診してみましょう。

こころの治療としては、まずは生活習慣を見直してみることです。何それ?と思われるか
も知れませんが、実は、生活習慣は心身両面に影響を及ぼすものですので、そこから取り
組んで行くのが正解なのです。

とりあえずは、就寝時間・起床時間を決めて、生活のリズムを整え、十分な睡眠を確保す
るようにしましょう。同じように、食事も3食を規則正しくとるようにしましょう。そし
て、適度な運動の習慣化をめざしましょう。運動は心身の健康に役立つだけでなく、セロ
トニン神経の働きも活発になり、精神状態の安定にも役立ちます。また、いろいろ議論の
あるところですが、心身症の改善には「喫煙」「飲酒」「カフェイン」は控えることが望
ましいと言われています。

心身症治療には薬物療法も有効と言われていますが、私は漢方薬のようなものが良いのか
なと思います。要は、精神状態を改善し、自律神経を整えるタイプのものが良いのです。





 

 

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