原因不明の動悸・息苦しさは自律神経失調症かも

原因不明の動悸・息苦しさは自律神経失調症かも

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   自律神経失調症とその症状   

原因がわからないけれど何となく不調で病院へ行くと、自律神経失調症と言われることが
よくあります。しかし、これは正式な病名ではなく、自律神経の乱れによって生じる辛い
症状が認められている状態のことを意味します。

しかも、自律神経は、私たちが普段意識していない、生命活動にかかわる重要な部分で働
き、自分の意志でコントロールできない神経ということなんですね。

具体的には、心臓や胃腸の働きなどで、特に私たちが意識している訳でもありませんが、
必要に応じた働きを自動的に調整してやってくれています。

そのような大切な働きが乱れるとどうなるでしょう?本来は戦闘モードに入ったときに鼓
動を高め、即座に行動に移せる臨戦態勢になりますが、それが自律神経の乱れで、静かに
読書中に起こったとしたら、とても不安になりますよね。

             

自律神経失調症とはそのような状態になることです。

では、自律神経が乱れる原因は何かと言うと、ストレス・生活習慣の乱れ・ホルモンが主
なもので、これもどちらかと言えばよく分からない部分でもあるんですね。

つまり、よく分からない原因で、よく分からない神経が乱れ、よく分からない症状が出る
状態が自律神経失調症ということなのです。

ただ、救いは「自律神経失調症は直接的に死に至ることはない」ということです。動悸や
過呼吸などの発作は時間が経てば治まります。なぜなら、自律神経失調症とは、体の機能
は正常で、バランスが乱れた状態だからです。

むしろ、わからないことだらけで不安になり、勝手にいろいろな悪い状況と結びつけて、
更に不安になるという悪循環が、自律神経失調症を悪化させる最大の原因なのです。

   自律神経の乱れの改善方法   

自律神経失調症で不調という場合は、交感神経が過剰に緊張状態になっていることによる
症状が多いのが一般的です。

交感神経とは、主に外での活動に参加する神経で、野生状態であれば「外敵から逃げる」
「敵と闘う」といった、筋肉の活動や心臓の鼓動、呼吸を高めるときに活躍します。現代
社会では、仕事や勉強をする、危険から身を守る、といった状況に該当します。

副交感神経とは、胃腸の働きを促進、筋肉や呼吸の緊張緩和などにかかわり、消化吸収、
排泄、睡眠状態などを良好にする働きをしています。

この2つの神経が、生きるための基本である部分で、自動的にバランス良く働いていると
きが、健康と感じる状態で、私たちが何事もなく「普通」と感じているときです。

このように、自律神経そのものが、自分でコントロールできないものなので、それを直接
改善することはできませんが、バランスが崩れる原因を取り除くことで、乱れた神経を元
通りに回復させることは可能です。

まずは、生活習慣が乱れていると思う人は、そこから改めてみましょう。次に、ストレス
が溜まっていると感じる人は、ストレスを解消する方法を見つけましょう。

             

女性に自律神経失調症が多いと言われている原因の1つが、女性ホルモンが関係している
ということですが、これは、ある程度は防ぎようがないことかも知れませんが、そこにス
トレスや生活習慣の乱れが重なると影響が出やすいので、まずは生活習慣の見直し、スト
レスの解消を心掛けましょう。

そして、昔から西洋医学で解決しないものは東洋医学に活路があると言われていますが、
まさに自律神経失調症はその典型的な症状と言えるかも知れません。

興味のある人は柴胡桂枝乾姜湯を試してみて下さい。

いずれにしても、自律神経失調症と診断されたら、発作が起きても慌てず「自律神経失調
症では死なない」と信じて、治まるのを待ちましょう。そして、ストレスの解消、生活習
慣の見直し等、できることから少しずつ改善に向けた生活をして下さい。


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