誰にも発症する可能性がある不安障害の症状と対処の仕方

誰にも発症する可能性がある不安障害の症状と対処の仕方

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1.不安障害の原因と症状

不安障害とは、本来、危険や脅威をもたらす可能性のあるときに警告を発する自然のシス
テムが危険でも脅威でもないものに恐怖や不安を感じ、日常生活に支障をきたすようにな
る状態のことを言います。

              

主な症状としては、パニック障害、全般性不安障害、社会不安障害、限局性恐怖症などが
あります。パニック障害とは、理由もなく、突然、動悸やめまい、発汗、手足の震えなど
のパニック発作が現れて、社会生活に支障出ている状態のことを言います。また、パニッ
ク発作以外にも「また発作が起きるかも知れない」といった予期不安や、電車の中など特
定の場所でパニック発作が起きたことにより、恐怖で電車に乗れなくなるといった広場恐
怖状態になることもあります。

全般性不安障害は、日常生活におけるさまざまな場面で不安を感じるという状態です。自
分に直接関係することだけでなく、自然災害や争いなど、あらゆるものが不安の対象とな
ります。症状としては、不安になる、落ち着かない、疲れる、ものごとに集中できない、
頭痛・肩こり・不眠など、心身両面に症状が現れて生活に支障が生じることにもなります。

社交不安障害とは、人前で注目を浴びたり、恥をかくことに必要以上に不安や恐怖を覚え
て、顔が赤くなったり、冷や汗が出たり、手足や声が震えたり、頭が真っ白になったりと
いうような症状が現れるため、人の集まるところへ行けなくなったり、電話にすら出れな
くなってしまう状態になることもあります。

限局性恐怖症とは、その恐怖の対象になるものは人それぞれ違いますが、実際には危険で
はないとわかっていても、必要以上に恐怖心を感じ、その不安や恐怖心を自分でコントロ
ールできない状態です。高いところ、狭いところ、とがったもの、血液、川や池などがよ
く恐怖の対象となっていますが、子供の頃に犬に噛まれたことで犬が怖いといった過去の
出来事に起因することもあるようです。

2.不安障害の対処の仕方

不安障害とは、病名ではなくさまざまな精神疾患の総称です。基本的には女性に多く発症
する傾向にあり、60歳以上の高齢になると発症しにくくなると言われています。また、
何らかの不安障害を発症した人は、複数の症状を経験することが多いことも特徴です。

不安障害を改善するには、何事にも言えることですが、まずは生活習慣を改めることです。
特にバランスの良い食事、適度な運動、質の良い眠りを心がけましょう。心の健康状態は
身体の健康状態の上に成り立っていますので、基本中の基本として覚えておきましょう。

           

次に、不安障害の人はセロトニンのバランスが崩れ、不足していることが多いと言われて
いますので、日光浴・適度な運動などで積極的に分泌を促す他にも、トリプトファンなど
を補給することも考えてみましょう。

そして、物事の捉え方を少し変えてみる練習をしてみましょう。強制的に変えるのではな
く、「少し考え方を変えたら、心が楽になった」という経験を繰り返すことです。例えば
知り合いに声をかけて無視されたとき、嫌われたのかも知れないと考えるのではなく、何
か考え事をしていて気が付かなかったのかも知れない、というように物事の捉え方をシフ
トする習慣を身につけることで、不安に直結することが回避されますし、将来の不安障害
再発の予防にもなるのです。

最後に、強いストレスや感情は心を支配してしまいます。生活の中で強いストレスを感じ
たり、感情が揺さぶられる出来事が起きてしまったときには、客観的にストレスを見つめ、
静かに自分の心を見つめることで、ストレスや感情をコントロールする術も習得して行き
ましょう。


 

 

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